1461嫌いだった亡き母との和解

10月一般練成会感想文

 まず、今回この練成会に参加させて頂いた動機は、
「この生長の家に来れて人生が変わった」とおっしゃられている河村京子先生から
「宇治へ行って来るといいね」と一言おっしゃって頂けたことが切っ掛けとなりました。

 私は今エステの仕事をしています。
この四月に店長を任せて頂き、部下の育成や会社全体の事など、
沢山の仕事を担うことになりました。

 しかし、店長になるまではものすごくやる気があったのに、
なってからは何故か以前よりやる気が湧かず、自分から積極的に仕事が出来ず、
お店の売り上げも落としてしまいました。
自分が店長になったことで会社にも部下にも迷惑をかけてしまう状態でした。

 仕事も今回ほど辞めたいと思ったことがないくらい辛かったのですが、
何故こうなってしまったのか原因が全然解りませんでした。

 九月の半ばに河村先生から
 「お母さんの供養もしてあげないといけないね」 と言って頂き、私はハッとしました。

 実は私の母は三月に亡くなりました。
私の両親は私が高校生の時に離婚していて、私と姉は父の方についていきました。
離婚の原因は父の浮気です。その事で母はお酒に走り、アルコール中毒になってしまったのです。
私は小さい頃から父のことが大好きだったので原因は父にあるにも関らず、お酒ばかり呑んで
私や姉に八つあたりしてくる母の事が嫌いでした。

 離婚してからはほとんど母に会ってなく、たまに会うくらいでしたが、
メールを送ってくる内容も父の悪口ばかりだったので、そんな母にいつもイライラしていました。

 その母に最後に会ったのは二月で、私の誕生日のお祝いをしたいと
久しぶりに食事をしに行きました。その時久しぶりの母の姿にビックリしました。
ものすごく太っていて顔がパンパンだったのです。

 仕事を探している途中だったので、働いてないから少し太ったのかな?と思いました。
「また会おうね、ありがとう」と言って別れたのですが、それが生きている母に会った最後でした。

 死因は肝硬変でした。一人部屋で亡くなっていたそうです。
私はその時、悲しいというより、「これで母は楽になったのではないか」と
思ったことを今でも覚えています。

 ほとんど会ってなかったし、不快なメールを送ってくる母の嫌いなところを見ていたので、
その時は辛くて悲しいという感情にはなれなかったのです。
でもその日以降から、普通に生活をしていても何故かやる気も起きないし、
あまり嬉しいとか楽しいとか、以前のように思えなくなってしまい、
仕事にもなんとなく身が入らなくなってしまったのです。

河村先生の一言で、宇治に行くと何か自分の中で母へ供養が出来るのではと思いました。

 初日から色んな人や事や物に感謝するお話しや、二日目、三日目と
日毎に両親への感謝のお話しを何度も聴かせて頂き、私は母に全く感謝が出来てなくて、
母の気持ちを少しも解ってあげられてなかったことに気付き、ものすごく反省しました。

 「子供を愛さない親は絶対いないんだよ」 との言葉に、小さい頃から母が私にしてくれた事を
全部思い出し、涙が止まりませんでした。

 私はお酒に走った母の事ばかり責めたりして、本当は母がどれだけ私に
愛を与えてくれていたことか、その事に気付き、今回の練成会で心から
母に感謝することが出来ました。

 これから地元に帰ったら聖使命会に入会し、母も霊宮聖使命会員として
霊界で輝いた生活を送ってもらおうと思います。

 お父さんとお母さんの子供に生まれて本当に良かったです。
そして、神の子の私は日々笑顔で明るく、周りの人達が幸せな気持ちに
なってもらえる影響力のある人になっていこうと思います。
仕事にやる気も出てきました。






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