1594癌を宣告された母の付き添いで参加し良い気付きを得た

6月短期練成会感想文

 今回は練成会への参加を希望する母の付き添いとして参りました。
母は病気のため一人で立って歩くのも難しい状況にも関らず強く参加を希望していました。

 姉妹の中で一番家を空けやすい現状にいたのが私でもあり、
何も考えずに、ただ杖となり、黒子として同行していればとだけ思っていました。
勿論初めての事です。

 まず感じたことは、受付前で出会った方々からの「ありがとうございます」との声かけに、
日常とは違う違和感を覚えました。
「日常から一歩踏み出したこの場所で、母が前向きに気持ちを切り替えていけるのだろうか」。
不安と希望と、本当に光が差し込む状況を求める思いで、解らないまま時間に追われ、
スケジュールをこなすという感じでした。

 これまで何年間も色々な事に思い悩まされ、懸命に耐えて努力してきた母を見てきました。
やっと少しは楽に・・・と思い始めた頃の癌の宣告、どれだけの思いで受け止めたかと思うと、
何でもやりたい事はさせてあげたい、行きたい所には行かせてあげたいとしか考えませんでした。

 ただ、この練成会に参加することによって、ネガティブに考えるばかりで
何を言ってもなかなか良いように思えないこの考え方が変わるのだろうか?と思っていました。

 三日目に入った頃から体の動きが前向きになっているように感じ、
そして一人でも歩こうと無意識に動き出す母自身も不安に思いながら参加していたけど、
前向きに信じていいのだと感じたように思いました。

 感謝の言葉はもちろん、付き添いとして参加した私ですが、ご先祖様への祈り、心に念じること、
出来ることから続けてみようと思っていました。

この経験をさせて頂けたことに感謝です。
母との時間も貴重なものとなりました。 ありがとうございます。




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