1629アルコール依存症だった亡き父は常に守ってくれていた

9月一般練成会感想文

 私の父は4年前に亡くなりました。
父はアルコール依存症だったのですが、母と姉に対して異常に厳しく、
暴力を振るうこともありました。

 私が小学生になる頃には父の飲酒量は更に増え、仕事を休み、
一日中家で寝ているという父の姿が強く印象に残っています。 

 私は母や姉のように怒られた事もなく、ただ父のそのような姿を見て育っただけなので、
恨む感情はなく、しかし好きだと思ったこともなく、父に対して無関心でした。

 恨んではいないから良いだろうと思っていたのですが、今回練成を受け、
父母への感謝がどれほど大切であるかを学びました。

 だから浄心行は数回受けたことがありましたが、
今回は父の事に限定して書こうと決めました。

 そして、実際に浄心行を受けると自分でも驚く程たくさんの涙が出てきました。
 「お父さん」と言うと笑顔の父の姿が見え、私のすぐ横にいるような感覚がありました。
そして父はずっと私を愛してくれていて、亡くなってからも、
いつも私の側にいてくれていたのだと何故か感じ、心が温かくなりました。

 講話で、「霊界に行ったお父さんは24時間、365日、子供の事を祈りっぱなし」と聴きました。
私の父もそうだったのかと思うと、本当に申し訳なく思うと同時に、「今までもこれからも、
ずっと父が守ってれるから大丈夫なんだ」という安心感を得ることが出来ました。

 私の父への感謝はまだまだ浅いと思います。
同じ部屋のお姉さんに「お父さんの気持ちになって考えたら感謝出来るよ」と教えてもらいました。

私は練成会が終わってからも当時の父の立場に立って考え、更に感謝を深めていきたいと思います。


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