1737震災で失った娘、しみじみと心に響く和泉式部の歌

練成会お礼状

 長田講師をはじめ、練成部の皆様、有難うございます。
第586回短期練成会ではお世話になりました。

 一年前の練成会では、詰め込むことに必死でしたが、「練成会は空っぽになって帰るためのもの」
と教えられましたので、今回はお話を素直にお受けし、無心に行ずることに致しました。
敢えてノートは持参せず、手帳に最低限のメモを取ることに留めました。
 練成から帰り、3月11日の日曜日、二歳の誕生日を迎えたばかりの子を残して
亡くなった長女の三回忌と、母の七回忌法要をスッキリとした気持ちでさせて頂きました。

 悲しみ、無念、不平等等々はすべて宇治練成道場に置き去ってきたことを思い出し、
すぐに空っぽにすることにより、気持が切り替わります。

 祭壇に飾られた娘と母の遺影、位牌を前にした時、娘を亡くして初めて知った
親の深い愛に気付かせてくれた娘に心から感謝し、そして両親に改めて感謝させて頂きました。

 「とどめおきて 誰をあはれと 思ふらむ 子はまさるらむ 子はまさりけり」
若くして幼い子供を残して亡くなった「小式部内(こしきぶのない)侍(し)」の母「和泉式部(いずみしきぶ)」が、彼女の遺児すなわち孫たちを見て詠んだ歌です。しみじみと私達夫婦の心に響きます。

 今回も夢中で過ごした四日間でしたが、やすらかな四日間でした。
一年前の決意事項:朝、夕の神想観、聖経読誦は休まず継続しています。

 今回は長田講師の真似をして、家のトイレ掃除をしながら笑っています。
忘れた時は風呂場で笑っています。そして榎本講師から教えて頂いた
「いつも笑顔でいること」…難しいですね。でも「ありがとうございます」
と言葉に出して続けてまいります。

 また、清水講師から教わった「ナイアガラの滝の如く、神の無限の生かす力が流れ入り、
充満し、発散する」力強く、楽しい「神想観」をしています。






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