1889 魂を救える本当の御教えを求めて

2月短期練成会体験

  生まれも育ちも生長の家の私ですが、周囲に住んでいる主人の父の重い病気や、
実家の祖父母の介護の関わり、昨年施設に入った、講師である父の重いうつ病と認知症を見続けて、
自分もうつ病になり、主人ともうまくいかなくなっていました。
自分の心が自分の環境を造るという話を聞くのが苦しくて苦しくて、生長の家から離れ、
周囲とも深く関わらなくなっていきました。
心の奥では、生老病死の苦しみから出られる真理があるはずと思い、仏教、禅宗、インド哲学など、 ありとあらゆる本との出会い、師との出会いを通して過ごしているなか、知らぬ間に子供も大きくなりました。
主人が自衛官ですので2人の娘も後に続いて働き始め、亡き主人の父が自衛官、長女の夫も自衛官で、主人の母や主人が一番喜んで下さる流れになりました。
長女に男の子も生まれホッとして、昨年久しぶりに、このような現実が現れて来たのは、
住吉大神様のお蔭もあるから、ふと、宇治へお礼参りがてら、主人の反対も聞かず練成を受けました。
1泊だけでしたが、宇治の練成会は本当に暖かく素晴らしくて、とにかく大好きだった榎本講師の奥様であられる、榎本一子講師に個人指導していただき、楽しいひと時で、夢のような時間を過ごし帰りました。
今は少しだけアルバイトをして、ひき続き、主人の母のこと、実家の母のことをして、平和に暮らさせていただこうと思っていましたが、主人が、もっと外へ出て働けと、あることをきっかけにすごい勢いで言い始め、
親のことも回り易いので私はやりたくない想いを訴えましたが、無理でした。
うまく周囲が回り始めたと思っていましたが、何度も何度も起こる同じ嫌なパターンがまた始まるという予感がしました。
私は今までも、新しい仕事を始めてうまくいかず、その度、自分は心の底からダメな人間だと思い込み鬱になり、引きこもるという事を何度か経験しています。
やっと薬に頼らなくても生きていけるようになったのに、本当にひどい主人だと思い、今回は、激しい不安と恐怖と主人から逃げ出したい思いが再び大きくなりました時、パッと宇治が心に浮かび、浄心行をやるしかないと思いやってきました。
講師の方々の話は、すべて私のための話でした。
やはり、心の法則のお話が色々ありましたが、今回ばかりは、自分の心の中に人に対する嫌悪感、
対人恐怖、被害者意識、罪の意識(仕事を教えて下さった方に申し訳なく思い)、
その罪を償わなければならないという想い。
そして失敗を繰り返し、いつも人の輪から逃げ出す自己無価値感。
ありとあらゆる自分のネガティブなイメージが表面に浮上していましたので、
私の心が現実を造っていることが本当に解りました。
この苦しい想いを真っ直ぐに見つめ、逃げずに本来の神の子の自分に戻るプロセスだと信じ、
真剣に浄心行を受けました。
何度も真っ黒になってしまった私の心を、周囲の人々が鏡となって見せて下さっていた事をはっきりと分からせていただきました。
特に父が今のようなつらい人生になってでも私を救うために現れて下さっている事に気付き、申し訳なさと有り難さでいっぱいになり、この世には、こんなにも深い愛が有ることを分からせていただきました。
一生の全てを暗い暗いトンネルの中で過ごしているような父です。
その父が私にこの真理を、救われる道、と初めから教えて下さっていたのに申し訳ありませんでしたとの想いでいっぱいになりました。
また、この苦しい暗い私を救わんがために、この世に出して下さり、
祖父母や父の介護をして下さった愛そのものの母にも、改めて感謝することが出来ました。
本当の魂の救いというものがこの御教えに有ると分かることが出来、本当に嬉しかったです。
新しい仕事がどのようになろうとも、魂の深い所で父や母の愛に気付けたこと、主人の激しい厳しい言葉が、優しい言葉以上に本当の愛であることに気付けたことが一番嬉しかったです。
宇治の講師の方々、本当に有難うございます。今日から生長の家をゼロからやり直します。
そして私のような方に救いの手を差し出し、人と繋がろうと思いました。
愛を出す事を楽しめるようになりたいです。


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