2020愛するとは、相手の立場になって心を使うこと

一般練成会感想

 家庭の不調和で、7、8年前から短期練成会へ度々参加していました。
けれども、周囲の環境の殆どは益々悪くなっていきました。
いつの日か10日間の練成会に来よう!
と思ってスケジュールも合致したので、今回参加できました。
自分が本当に変わりたい!と思ったのと、
何故こうなってしまったのかを知りたかったからです。

 初日の個人指導で、夫婦不調和はやはり両親に感謝だと指導がありました。
今まで深く考えた事がありませんでした。
後から静かに考えてみた時、
「感謝しているつもりの父を真正面から観ていなかった」と思います。
避けていたのだと分かりました。

小さい頃、父母の争いを見ていて、父が一方的に酒を飲んでいたので、
父なんかこの家からいなくなれば平和になる、
死んでしまえ!と思っていたこともありました。
父が亡くなる10~15年間は落ち着ついていました。
そんな幼い頃の小さな種が大きく人生に影響していくのだと改めて思い返しました。

 私は幼い頃から認められていない子だと思い、
嫁ぎ先の姑や夫からも子供からも認められることはありませんでした。
そんな自分を自分で「やっぱり私はダメなんたー」と思ってきたので、
少しでも人から褒められることがあると、その場から逃げ出したくなったり、
私は褒められてはいけない人だと自分で否定していました。

 各講師から、人生スタートから神の子、祝福されて生れてきて、
今でも未来もお父さんお母さん、家族も神の子、愛で包まれ、
しかも赦されている。皆赦され、生命は一つなんだーと、教えていただきました。
講話に感動した後なのに、今まで真理の何を、どこを聞いていたのだろうと、
そちらもショックが大きいものでした。

 同室のとても素敵なマダム?が後から色々と私達に話しをしてくださり、
戸惑いを覚えました。更に強く主張してくるので、苦情を練成部の方へ伝えました。
清水講師に「神の子さんだよねー、愛を持って接してごらん?」
と実相を観て対応することを教えていただきました。
その時「生長の家あるあるなんだよなー」と内心思ってしまいましたが、
せっかくの10日間来たのだから、と笑顔で対応していましたが、
お隣にいたMさんの素晴らしい話術ですみやかに解決しました。

 翌朝、偶然にも清水講師と階段でバッタリお会いして、
そこで少しお話しができました。私の同室の方に迷惑をかけてしまうことや、
私の言うことは正しいけれど、善とか悪とかでなく、
どんな状況や場合の中にも愛がないといけない事と、
ハッキリ〇か×かで決めていくことは裁きになる。
何よりも神の子で愛なので、すべて生命は一体であることを教えていただきました。

 私は私なりの正論を前提で今までの人生、
人をバッサリ善悪を決めて批判してきたのだと気が付きました。
その中に相手側の気持ちになって考える愛は無かった。
確かに努力はしてきました。自分を褒めてあげたい程…しかし、
それが現象だけの努力であってそこには愛や自他一体の心は無かったのだと分かり、
「家族や子供達に悪かった!」と思えるようになりました。
今は夫にはまだ思えませんが、神想観して神様に全托し、
笑って美しいコトバで今を生きることに今は集中していきます。

 そんな中、Mさんが年下なのに色々話を聞いてくれたり、
教えてくれたりして練成期間中の支えとなりました。
何よりもいつも笑って過ごせました。毎日、毎日一緒にいて笑っていました。
するとだんだん心も明るくなり、穏やかな気持ちになり、 何が起こっても笑って笑って、
彼女のとびっきりの明るさのお陰で笑いの大会で優勝することができました。
自己否定の塊だった私に、
これからの人生を明るいものとして支えてくれる自信の礎になると確信しました。


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