2041 夫の穏やかさの過去に、苦しみ・辛さの葛藤があった 

一般練成会感想

 認知症とパーキンソン病を同時に発病しておりました夫と、
次女と3人で暮らしていました。介護4となり、
家の中でも車椅子の生活となりましたが、夫はいつも穏やかで、
私自身あまりストレスを感じる日々ではありませんでしたが、
ある日いつも口ずさんでおりました「ラジオ体操の歌」を口ずさんでいないことに気付きました。

やはり少し詰まってきているのだなぁと気付きまして、
何か打開策はないかと思いました時、宇治の一般練成会があることに気付きました。
1度に10泊11日は無理ですので、
1回ずつ日にちをずらしながら1泊2日で10カ月受講することにし、参加しました。

 9回目の参加の日、Q&Aの折、私達夫婦と同年輩のご夫婦が参加されていました。
ご主人は車椅子、奥様が介助でした。
マイクがご主人の方に廻りました時、
泣きながら奥様にお世話してもらう辛さをお話しされました。
私はハッとしました。夫のあの穏やかさは、
辛さを乗り越えた先にあったのだと気付かせていただき、
私が宇治に来させていただいた目的はそこにあったのだと思いました。

私は自分の思い付きだけで参加出来たのではなくて、すべて神様、
ご先祖様のお導きと、夫や家族の温かい赦しがあって実現したことを心より感謝いたしております。

 昨年2月に10回目最終と思い参加させていただきました夜、
主人は突然誤嚥性肺炎のため、旅立ちました。
急いで帰宅した私を待っていてくださって、1時間程の短いお別れとなりましたが、
とても安らかな旅立ちでした。主人は本当に生き切ってくださったと感じ、
又、3人で力を合わせて日々を送らせていただけたと感謝いたしております。

 毎回素晴らしい講師の方々の御講話、行事と温かいご愛念によりまして、
今回が10日の最後となりました。決意として、
宇治の神性開発練成会の参加を呼びかけます。
地域の方に生長の家をお伝えいたします。
また、神想観を怠らず、明るく生きてまいります。


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