「宇治の四季」
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平成23年3月12日


 卒寿を迎えて



 

合掌 ありがとうございます。

この度私の卒寿の祝いをしていただき、
ご愛念を感謝するとともに
恐縮している次第です。

日本は世界一の高齢者社会になっていますが、
高齢者に生き甲斐がないこと、
又高齢者の孤独死などマスコミに報じられて、
親を大切にしない、先祖に感謝しない
戦後の日本弱体化政策による
教育の弊害が現われております。

私もいつの間にか卒寿を迎えて
高齢者の仲間に入りました。
皆さんから「元気ですね」と言われています。
すべてみ教えのお陰です。
皆様のご愛念の賜物で、感謝あるのみです。


私は、昭和13年、『生命の實相』を知り、
全巻読んでいるうちに死の恐怖は消え、 癒されました。

『生命の實相』第1巻に書いてある
「毎朝歯ブラシで歯を磨くよう歯より大切な心を磨きましょう。
それは真理の書を読むことである」の言葉に、
私は毎日通勤電車の中で1時間『生命の實相』を読みました。

「点滴よく石を穿つ(うがつ)のです。
全集を繰り返し読まれることを希望します。 」
の谷口先生のお言葉で、
6年間で『生命の實相』を4回読みました。

又、当時日曜日には東京赤坂の道場で、
谷口雅春先生のご講話が無料で聴け、
普通の日も花嫁学校の生徒のためのご講話があり、
生徒の後ろで受講しました。


昭和23年本部練成道場(飛田給)が開設され、
第1回神性開発練成会を受講しました。
谷口清超先生のご指導を受け、
親に感謝できるようになりました。

昭和24年より道場生活が始まり、
徳久克己先生のご指導を直接受けるようになりました。
徳久先生のご指導を受け、
『人類無罪宣言』を筆写することにより、
結婚して3回も流産し、
子供が出来ないと思われていた楠本家に長男が恵まれ、
現在総本山の総務・宮司をさせて頂いています。
私にとってみ教えは人生の全てです。


「信心喜ぶその人を如来と等しと説き給う」と、
云われていますが、
私は生長の家が大好きです。
皆さんもみ教えが大好きだと思います。


『生命の實相』に次のようにお説き下さっています。
「われらの知っている若返りの秘薬のうちで、
愛ほど強力な若返り薬はないのである。
仕事に対する愛、隣人に対する愛、
愛こそ実に最も強力なる起死回生薬、
若返りの秘薬となるものである。…
愛は人のうちより神なるものを喚起こすのである。」と・・・。


最後に定年過ぎてもこうして使っていただけるのは
総裁谷口雅宣先生のご愛念によるもので
心から感謝申し上げる次第です。
生ある限りご恩報じをさせていただきます。

 

 

                      生長の家宇治別格本山

総務 楠本 加美野

 


月刊宝蔵の原稿に目をとおされる楠本総務(総務室にて)








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