私が生長の家を知った切っ掛けは義母からです。
かれこれ三十年前になります。
ヨーロッパでもドイツを中心に練成会や誌友会も行われ、勉強させて頂いています。
私達はドイツで結婚生活を送っていますが、二人の息子を育てながら与えられた環境で、
そして人、仕事、物の中で主人の仕事がうまくいったり、いかなかったり、本当に山あり谷ありで、
経済的にも大変な思いをしました。
谷間に入った時は生長の家から十年近く離れてしまい、とうとう主人が体調を壊し、
故郷の義母のもとに戻りました。
主人の会社の後片付けは全て私が何年もかけて済ませました。
次男はこのままドイツで仕事をしたい希望もあり、
私にも素晴らしい力を発揮出来る仕事が与えられた頃、
大塚裕司先生(*)が私の目の前に現れたことが今こうして
再び私の心に光りを与えてくれることになりました。
今は神様が大塚先生を私に送って下さったのだと感謝のみです。
光明を見ての日々を送っていた中、七年近く埼玉県で仕事をして暮らしていた長男が、
昨年の暮れ、糖尿病でこの世の修業を終えて霊界へ行ってしまいました。三十三歳の若さでした。
時々ドイツへ出張して来るたび痩せてきている長男を心配して
ドイツへ戻って来て欲しいと伝えていましたが、戻って来ることなく
最後まで長男が選んでいたのは日本でした。
昨年の夏に母からの連絡で、私のもとに人工流産した水子がいたことが分りました。
そして、私にも一人流産児がいたこと、また、長男にも彼女との間に流産児がいたこと、全てが分りました。
大塚裕司先生が、先祖供養から長男の供養、流産児供養もして下さいましたが、
今回日本へ一時帰国するに当って、宇治別格本山へ行き、練成を受けること、
そして長男の永代供養をすることを勧めて下さいました。
この練成を受けさせて頂き、そして楠本先生の個人指導もして頂き、
長男だけでなく、三人の流産児も永代供養することにしました。
素晴らしい講師の先生のご講話で、私の魂は大きく大きく向上させて頂きました。有り難うございました。
それから私の使命はまだまだあると思っています。
職場のインターナショナルの大学生のチームに生長の家の御教えを伝道することです。
与えられたドイツの国で日本人としての誇りを持って生長の家の生き方を生活に取り入れ、
人に物に事に全てに感謝をしながら明るく楽しく過ごさせて頂きます。
講師の先生、ありがとうございます。宇治でお仕事をされている皆様、
そして、とっても美味しい食事を作って下さっている調理場の皆様、
愛念がいっぱいに溢れている宇治別格本山に心からお礼を申し上げます。
次回は十日間の練成を受けに来ます。また、どうぞ宜しくお願い致します。
追記・
長男が亡くなって約八ヶ月になりますが、一度も夢に出てきてくれませんでした。
でも、練成会の最後の夜、夢に現れてくれました。夢で会話も出来ました。
きっと一緒に練成会を受けてくれているのだと思いました。長男も喜んでくれました。
ありがとうございました。
生長の家本部講師
大塚 裕司(おおつか ゆうじ)
生長の家欧州駐在本部講師
個人ブログ「Licht aus Frankfurt」(http://yujio1957.cocolog-nifty.com/blog/) |