1049, 「実相円満誦行」中に得た気付きでついに継母と和解

9月一般練成会 発表日:H26.9.20

  今年の春に再婚しましたが、結婚生活がうまくいっておりません。
原因は私が 「息子に父親を」 と願って、好きでもない方と再婚したこと、
その頃、実家の母から逃げ出したかったことも後押しし、
安易に結婚を決めて見知らぬ土地に引っ越した事です。

 再婚相手は口数が少なく、ほとんど目を合わせてくれなく、
また婚前、婚後、夜を共にすることもありません。
ですが、真面目に働き、息子を可愛がってくれます。

 小牧市に引っ越してからは毎日飛行機、特に自衛隊機の騒音に悩まされ、
数分おきに家の真上を飛んでいく音が次第にストレスになりました。

  私は自宅で仕事をしているため、なかなか集中出来ず困っておりました。
毎日毎日自問自答を繰り返し、いつも辿り着くのは親の事と、主人が生理的に嫌ということでした。

 私が五歳、妹が三歳頃に両親が離婚し、私達は父方に引き取られました。
その頃からの問題と再離婚について迷っていたので、生長の家の地方講師をしている育ての母と
妹の勧めで今回の練成参加を決めました。

 まずお部屋をご一緒させて頂いた親子の方にとっても感謝です!
母親の深い愛と強さを学ばせて頂きました。
それもあってか練成中は自然に息子に対して愛が溢れてきました。

 今まで厳しく息子に接してきた自分を反省しました。
また、練成に参加されている方々から息子は沢山の誉め言葉を頂き、
皆様の優しさ、息子の輝きに毎日心癒されております。
先生方も優しく温かく接して下さり、肩の力が抜けていく思いです。

 楠本先生より面談時に今回の練成中の目標は
「父母に感謝」 と決めて頂き、離婚問題は念頭から外しました。
今の母と父の再婚当時より今日までずっと私を悩ましていたのが母親の愛でした。
その愛は母の連れ子と私達の差は大きいものでした。

 阿部先生の「実相円満誦行」の中で、ハッと気付くことがありました。

「現象・・・自分の連れ子ばかり可愛がり、私の真の母になれない。その行動に気付いていない母」

「実相・・・生長の家を教えてくれた母。家族の幸福を祈り続けている母」

私と妹に与えられた愛の形。
言葉では現せないくらいにパーッと何かが消え、明るい気持ちになりました。
その日を境に一気に〝練成って楽しい″と思えるようになり、笑顔も自然に出てきました。

 息子はとても素直に参加しており、私が勉強させられます。
浄心行、先祖供養祭、流産児供養祭、全て息子と一緒に参加出来たことに深く感謝しております。

中でも浄心行がとても印象的でした。

  息子を膝の上に乗せ、ご先祖様に感謝の念でいっぱいの時、
浄心行で紙に書いた亡き祖父への思いや、長女である私が名を継いで残すべきかの
迷いの答えがどんどん明らかになりました。

 まずは父方の祖父、母方の祖父の事は、この夏四十年ぶりに再会した産みの母より聞いた
亡き祖父を供養するため、初めて書かせて頂いたのです。

 「ご先祖様、ありがとうございます」「お父さん、ありがとうございます」「お母さん、ありがとうございます」
涙が滝のように流れました。感謝と感激で満たされた時でした。息子も一緒に大きな声で叫んでいました。

  同じ部屋に宿泊することになった五歳と三歳の男の子達に学ばせてもらっています。
産みの母親と離れ離れになった頃の年です。

  タイムマシーンがあったら、幼い頃の自分に会って遊んであげたいと思うことがしばしありました。
この頃、母の愛から離れた私はとても淋しい毎日を過ごしていたからです。

 産みの母の当時の気持ちはどれほどだったでしょう。
神様はこの練成で私に沢山の愛を気付かせて下さいました。
実父と育ての母の愛、産みの母の愛、姉妹の愛、子の愛、出会う方々の愛、
最後に自分自身に与える許す愛。全て素晴らしすぎて宇治を離れるのが淋しいです。


 主人の元へ帰り、今回の練成での事を話し、全て私が悪かったこと、
感謝していることを伝え離婚したいと思います。

  私は先祖様を大切に思い、父の望みでもある私の息子に名を継がせる為に地元に戻ります。
地元の生長の家の活動にも参加し、息子と生命学園に行きたいと思います。

 父母の顔が見たいです。心からの謝罪と感謝、そして離婚の意志を伝えます。
これからは育ての母には私の母親像を求めます。

 生長の家について分らない事を何でも質問出来る素晴らしい講師の母として接していきます。
 私の仕事は徹夜の多い仕事ですが、毎朝神想観を行い、
穏やかな気持ちで一日を始められるように努めます。

 まだまだ学びたい、気付きたい事があるように思われますので、
また宇治の練成に戻ってきたいと思います。
 光輝く神の子である息子を授けてくれた前夫に感謝致します。私は幸せです。


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