私には、子供の頃からの大きな夢がありました。
それはドイツ、オーストリアに住むことです。中学の卒業アルバムや文集にも、
「ドイツに住む」「音楽の仕事をする」と書いています。
15才の夏のヨーロッパ旅行でも、ドイツの街、ドイツ語に触れる度に〝これだ!〟と確信し、
19才の時ヨーロッパ一人旅をした時も、「絶対にいつか住みます」と宣言していました。
そして帰ってきては、無気力症候群に罹り、〝ドイツ、オーストリアに住めない私が
そもそも心からの幸せを感じられるわけがない〟とすら思っていました。
それから月日は流れて、随分時間が流れてしまいました。
これまで、願いが成就しないのは、お金のせい、理解のない親のせい、時間のせい、
ドイツ語が出来ないせい、ドイツ文化に触れたいために始めた声楽の技術が未熟なせい・・・・
と夢が実現しないことを、色々な人や物や、事のせいにしていました。
願いを叶えるために、目の前の色々な問題を解決しなければなりません。
その度に毎回宇治に来て、毎回解決していきました。
昨年の初詣練成会でモヤモヤした気持ちを、長田先生に相談しました。
周りはもう夢なんて追いかけないで落ち着く年齢だし、自身でも不安もあることをお話しすると、
「人に言われてその夢を諦めることはできますか?」
「魂が生き通しと信じていたら年齢なんて関係ない、
もっと自由に魂を解放してあげて、大いなる夢を描きなさい」
「逆に周りにそのことを教えてあげなさい」
「ご両親にもドイツで必ず幸せになりますと約束しなさい。」
あまりに強い言霊の響きに震え上がりました。
〝現象を超越するとはこのことか!〟私の周りの人達とはコトバの力が違いました。
でも、その日から自分の想いに自信が持てるようになりました。
周りと比べず、環境に流されず、自分の心の声をしっかりと聴けるようになったと思います。
あれから、一年経ち、ベストなタイミングで周りに必要とされ、
惜しまれながら仕事を辞めることが出来、ドイツへ留学できることになったのです。
そのことを11月の短期練成で、長田講師にご報告しましたら、
最近ご出張でドイツの練成会ご指導に行かれたとのことで、
フランクフルトに駐在されている講師の方や誌友さんを紹介していただき、
そこからトントン拍子で、その方達のお力を借りてビザ発給から現地のことから決まっていき、
両親も驚きと大安心と感謝の心で、送り出してくれそうです。
こんなに心が晴れ晴れとした新年を迎えるのは初めてです。
夢が現実のものになりました。宇治に来て本当によかったです。
宇治の皆さん有難うございます。 |