私が宇治の十日間練成に参加させて頂いた動機は、
大学三年生の娘の問題に行き詰まってしまったからです。
娘はこの二年間、ゼミでの挫折から始まり、
全てマイナスに捉える悪循環に陥ってしまいました。
そしてこの三月から始まる就活に不安から立ち向かえない状態になりました。
母親教室や教化部で相談したり、自分なりに行をやったりしましたが、
状況はひどくなるばかりで何も変わりませんでした。
この練成を受けて、はっきり分ったのは娘のためではなく、
自分のために来なくてはいけなかったのだということです。
先生方の熱心な講義や行を通して本当に「神の子の自覚」が
一番大切なのだということが分りました。
それなくして神想観をしても聖経を誦げても自分が本当に
喜べないのだということが分りました。
今までの私は 「早く何とかしなくては」 という我の心一杯で、
義務的に 「やらなくてはいけない」 と焦っていただけでした。
娘はもう既に神の子として完全なのに、何とか楽にしてやりたいと必死でした。
私自身が悦んでいないのに、言葉が伝わるはずがないと分りました。
また、浄心行では三十年以上前の激しい怒りの気持ちを
溜めていたことに気付かされ驚きました。
心が軽くなり、本当に楽な気持ちになりました。
私は首、肩こりがいつもひどいのですが、この十日間は一度も意識しませんでした。
心と身体は本当に一つなのだと思いました。
帰ってからも毎日正しい神想観を続けようと思います。
そして、明るく自分自身や周りの人を神の子と礼拝して、
毎日を悦んで送ろうと思います。
小さな事でも自分が出来る良い事を楽しんでやろうと思います。
講師の先生方、職員の皆様、研修員の皆様、一緒に練成を受けた皆様、
本当にありがとうございました。
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