1161過去の業が消え家族と和解
          先祖供養祭では亡き祖父母の笑顔が浮かんだ

 

 十年前に刑事事件をおこし、身内、特に兄弟姉妹との不調和に悩み苦しんでいましたが、
四年前に宇治別格本山の研修生にならせて頂いたのを切っ掛けに真理の研鑽に励んできました。

 今年の二月十五日に父が亡くなり、針のむしろに座るつもりで帰郷しました。
兄弟姉妹も親類の人も近所の方々も温かく迎えてくれて、お通夜には兄弟姉妹六人が夜通し
父母の事や幼い頃の事、私の事など色々話しました。

 十年も何か悪い夢でも見ていたかと思う程、不調和が解消してしまっていたのでした。
不思議で仕方がありません。

  そして四月四日に父の四十九日、母の十七回忌にふたたび帰郷しましたが、
兄弟姉妹全員が私の老後をとても心配していてくれて、遺産を私にとの話しまでありました。
丁重にお断りしましたが、私にとっては金品には換えられない宝を頂きました。
とても信じられない展開にビックリしています。
生長の家の信仰で不調和が消えてしまいました。

 その感謝のお礼と永代供養のため亡くなった父母と一緒に参加しました。
そして先祖供養祭では聖経読誦中に祖父母が満面の笑みで心に思い浮んできて、
私が父母と練成に参加しているのを喜んでいるだなぁと思いました。

 一般練成会全期受講すれば、あらゆる問題は解決されるので、
「はたして自我を死に切る事が本当に出来るんだろうか?」とのテーマを持って
受講していました。

 なかなかヒントが見つからないまま九日目の野外研修で桃山御陵を参拝に行き、
長田講師の先導で大日本神国観を実修しました。

 とても神々しく凛とした雰囲気の素晴らしい神想観実修でした。
感激覚めやらぬ私は全員がいなくなっても一人でずっとその場所で考えていました。

 「中心帰一・・・宇宙には中心があり、それが秩序を保つ力になっている。
国家にも中心があり、会社にも中心があり、家庭にも中心がある・・・」
そして本山に帰り、夕食を頂きながら練成員さんと中心帰一の話しをしている時、
「そうだ!吾が業は吾が為すにあらず!自分の内なる神に中心帰一しよう!
信徒行事要目にはこの事が書いてあったんだ!今まで空念仏で唱えていたが、
自分の内なる神に中心帰一する姿が信徒行事要目だったんだ!」と初めて気付き、
「自我を死に切る事は可能だ、出来る!」との確信が生まれてきました。

決意としましては、毎日信徒行事要目にチャレンジし続けます。 再拝



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