毎日何の不自由もない生活ですが、苦しく悲しい一人暮らしも七年になります。
夫は癌で、あと半年の命だった頃、良いと聞いた事は必死でやりました。
宗教心のない人でしたが、神癒祈願は勿論、癌にきくと聞けば
高価なアガリクス、フコイダン、栄養食品と、お金をずいぶん使いました。
入退院を繰り返しながら八年間生かされました。
大変厳しい人で、自分勝手で、子供達にも冷たく、中学の入学式の時など
「子供が入学するのに親は行く必要ない」と言いました。
息子に、「お母さんは行きたいから」と、当日私は眼を泣き腫らして
実母の作ってくれた着物を着て入学式に行きました。
高校生の娘が軽い近眼になり、黒板の字が見えないと言うと、
夫は目が悪くなったと私を怒りとばしました。
姑が我家に来られると、両方から攻められ、かばってもらったことはありません。
そんな夫が他界後、「やりたい事をして、思い残す事はない。
デコ(私のこと)、ありがとう」 と書き残しておりました。
しかし私の心には恨み、怒り、悔しさが消えず、四年前十日間練成に参りましたが、
わだかまりは消えません。
左側の耳の耳鳴りに悩まされていました四年前、個人指導を受けましたところ、
「常に小言ばかり聞いて、うるさい、もういやだとの思いが鳴っているのです」
と指導を受けましたが、私の気持ちは変わらず、耳鳴りは続いていました。
しかし今、「私は変わりたい!楽になりたい、全てに感謝できるようになりたい!
宇治の練成しかない」 と思い、七日間ですが、決心して参加しました。
着くとすぐ畳を拭きながら 「お父さん、お母さん、ありがとうございます」
と言うと涙が溢れました。
毎日、講師のお話しが心に響きました。
私は愛されていたのだとも気付きました。
これまでの想いは涙で洗い流し、きれいになりました。
すべて消えて、感謝の心が現れたようです。楽しく、嬉しくなりました。
私は以前、笑うことが好きな娘でしたが、夫は 「笑ってごまかす」 と怒るので
笑うことを忘れた生活でした。
現在はよく笑います。笑いの大会では心から一所懸命笑い、二等賞を頂き、
ビックリしましたが、本当に嬉しかったです。
今では全てに感謝できそうです。これからは感謝の生活をします。
そして毎日神想観をして、神の子の生活を実行致します。
ありがとうございます。 |