今回の練成会に参加したのは、主人からの提案を受けてでした。
子供も一緒に家族で一回目の練成受講なんて、なかなか記念になるなと
軽い気持ちからの参加でした。
思えば宇治の練成をきちんと受けるのは七年前のことになります。
プロジェクターを使用したご講話には驚かされ、随分長い間練成を受けていなかったのだなと
変に感心してしまいました。
そんな余裕は束の間で、長田講師の「実相と現象」のご講話を聴きながら私は混乱していました。
耳から眼から入ってくる言葉はどれも親しみのあるもので、頭では納得しながら拝聴していたのですが、
心に違和感を認めずにおれませんでした。
宇治に初めて放り込まれた十四年前の練成で味わったあの違和感だと思い当たった時には
正直自分が悲しくなりました。どうしてこんなに違和感があるのか・・・自問しながらの二日目、
浄心行用紙を記載する時に気付かされました。
書いた事はほんの数行でした。
たった数行だったのですが、今私が抱える悪思念が簡潔かつ的確にそこにまとめられていました。
「心の中にあるほんの少しの黒い点が、練成に違和感を抱かせるほど私の中では
あまりにもくっきりしているのだ」そう自覚しました。
浄心行を受ける前に私なりの気付きを得られた為でしょうか。
実際の浄心行では随分冷静に自分の心を注視していたように思います。
そして、これまで何度も受けてきた浄心行では一度も響くことのなかった
「久遠いのちの歌」に感動してしまいました。
そして長田講師の「実相と現象」のご講話を思い返していました。
両親への感謝を唱える時には実の両親と義理の両親と交互に思い浮べ、
その笑顔に対して素直にありがとうございますと言える自分がいました。
劇的に涙が溢れるとか、どうしようもなく気持ちが高ぶったということはありませんでしたが、
とても清々しい心になれた浄心行でした。
決意としましては、現象にふりまわされずに、無いものは無いと決めてかかっていこうと思います。
結構な訓練を必要とする予感がありますが、頑張っていくことを決意します。
また、今回のような子供も一緒に参加できる練成会がある時には進んで参加したいと思います。
ご講話頂いた講師の方々、子供達に心を配って下さった研修生の方々、参加者の皆様、
ありがとうございました。 |