1192睡眠障害が消え、自身の尊い生命に礼拝、
            母親の無我の愛にも気付いた

一般練成会体験感想文

 私は今回の練成会に参加するに当たり、「人間は本当に神の子であるか?」という
強い疑問を携えて宇治別格本山にやって参りました。

 その背景には、昨年の秋に私自身、沢山の方々にご迷惑をおかけしてしまい、
その際に睡眠障害をはじめとする色々な心の病にかかってしまいました。

 私の母は熱心な生長の家の信徒でありましたので、私も幼少の頃から
生長の家の真理は知っておりました。

 クリニックに通い出してから確かに精神状態は良くなってはいきましたが、
やはり一人になって色々なことを考え込むと目の前が真っ暗になり、
発作を起こしたり、自殺未遂に至ろうとするなど、根本的な解決には
至っていないと感じておりました。

 練成道場に着くと温かく迎え入れられましたが、最初の頃は「人間神の子」というコトバを
耳にするのも苦しく、「自分は神の子なんかじゃない、本当は悪い子なんだ。」と心の中で
自己処罰を繰り返していました。

 しかし、時間が経っていき、多くの方々の人生に触れていくにつれて、
自己処罰も少しずつなくなっていき、神の子と言われることにも
違和感はなくなっていきました。

 「自己処罰をやめること」と「両親、特に母に心から感謝をすること」が
私の中でのテーマとなっておりました。

 私はとにかく今まで母に心からの感謝というものが出来ておりませんでした。
何かにつけて口うるさい母親、普段は仲が良いように思えるけれども、ケンカをする度に
私とは相容れない存在であると、母とは自他一体ではないんだと心の中で母のことを
ずっと裁いておりました。

 しかし、六日目の夜、浄心行を通して私は本来神の子である本当の自分に
生まれ変わることが出来ました。


 浄心行を受ける前、大変親しくさせていただいた練成員さんに
「とにかく正直に書くこと、現象に現れたものはすべて燃えて消える!
そして育ててくれた両親に心から感謝をするんだ!」というアドバイスを
頂いておりましたので、私はその通りに実行し、浄心行用紙に自己処罰のこと、
両親のこと、現在の心境などなど、兎に角全ての想いをぶつけました。
そのためか浄心行用紙を書き終えた後は大変すっきりとした気持ちで、
浄心行を受けることが出来ました。

 「お父さん、お母さんありがとう」と無我になって叫び、散々泣いた後、
私はふっと自分が小学低学年の時、病気に伏せっていた時の事を思い出しました。

 苦しむ私の傍らで、必死に聖経を誦(あ)げている女性の姿が目に映りました。
母でした。母は寝る間も惜しみ、私の健康だけを祈って無我になり、
聖経を誦(あ)げていてくれたのでした。

 その時に私は初めて、「あぁ、私は母のことを何も分っていなかった。
母は私のことを誰よりも一番に考え、ただ私のことを愛してくれていたんだ」と気が付きました。

 ケンカをし、私が拗(す)ねて自室にこもり、母に腹を立てていた時も、
母は私のためにそれでもなお祈り、私の幸せのみを祈って下さっていた。
母の大きな愛に心から感謝を致しました。

 私は今回の練成会で、睡眠障害などの心の問題が全て消え、自分の本来持っている
良いところに沢山気付かせて頂き、更に自分の尊い生命に礼拝すること、
母への心からの感謝が出来るようになりました。


 私の現在の目標は、この素晴らしい生長の家の御教えを多くの方に伝えていくことです。
そして、自らが研修生となり、より深く生長の家の真理を学ぶと共に、
自分の使命を見つけることです。

 自らの使命を見つけた暁には、その使命を全身全霊で全うし、
お世話になっている方々のみならず、すべての方々のお役に立つことです。
ありがとうございます。



 

 


宇治練成体験談 トップ


©生長の家宇治別格本山