私は人間関係の不調和に悩み、自信をなくし、長年勤めた職場を退職して、
これからの人生の再出発にあたって自分自身を見つめ直してみたいと思い
参加させて頂きました。
初日に早速山口講師が面接して下さり、参加動機をお話ししましたら、
「両親に感謝していますか?」 と聞かれ、
私は
自分の両親と嫁ぎ先の両親への
感謝のことだと思い、
充分ではありませんが感謝しているつもりでした。
その後、「前のご主人の両親への感謝はできていますか?」と聞かれ、
「あ、できていない、しないといけないですか?」 というような思いでした。
私が前の夫と離婚した原因は、前の夫の母に嫌われていて離婚するようにされたので、
当初は憎んでいましたが、今はそういう思いが消えていたので、自分の中では
それで解消されていると思っていました。
そんなところに原因があったのだろうかと、少し不思議に感じました。
浄心行の用紙に14年ほど前の離婚した当時の事、私が招いた様々な思いや、
職場で辛かった思い等、全て書かせて頂き、浄心行の時には私の両親、嫁ぎ先の両親、
前の夫の両親の顔を思い浮かべながら、一所懸命「ありがとうございます」と言っていると、
前の夫の両親の笑顔も浮かんで来てびっくりしました。
浄心行が終わったら感謝の涙と共に私自身が清まった気持ちになり、すっきりとして、
何だかとても嬉しい、温かい気持ちになれました。
前の夫の両親を思い浮かべて 「ありがとうございます」 と言ったことは
今まで一度もなかったので、それが出来た自分は、とても大きな一歩を踏み出し、
乗り越えられたという気がしました。
18日の早朝行事で神想観をしていた時、急に
「前の夫の母は私の魂の成長のためにあのような姿で現れて下さった観世音菩薩様だったんだ。
私の中にまだ前の夫の母を恨む気持ちが、私自身は意識してなくても潜在意識の中に
残っているのを職場の不調和だった方があのような姿で現れて教えて下さったのだ」 との思いが内からフッと湧き出てきました。
私は不調和であった職場の方の事を嫌いだと思う気持ちが消えなくて、
このような心持ちではこれからの人生、上手くいかないので何とかしたいと思ってはいましたが、
行もせず、聖典拝読さえも出来なくなっていたのでした。本当に苦しかったです。
でも、そう思えたことで、その方への嫌な思いが一気に吹き飛び、気持ちがとても楽になりました。
全て自分の心が招いた事だったので、「私だったんだぁ」と思えると、
これから先が不安だった気持ちが消え、「自分の人生の主人公は自分だから何でも出来る」
という気持ちに変わりました。
「生かされている、神様から既に護られている存在、光りそのものなのだ、神の子なんだ」
ということを忘れないように、これからは神想観や聖典読誦、笑いの練習、感謝誦行を
続けていきたいと思います。そして愛を与えることが出来る人になりたいです。
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