1242 悲しみはここ宇治に流し、また一歩前進を

一般練成会

 以前から十日間練成を受けたいと思っていました。
昨年11月に他界した実姉が生前練成を受け、とても明るくなったからです。
6月に姑を見送らせてもらい、自由になったのですが、仕事をまとめて休むのは
無理と思っていました。

 ところが、9月1日にバイクで転倒したため鎖骨を骨折し、全治二ヶ月の診断書が出たので、
病院からの帰りに 「宇治に行ける!」 と思い、嬉しくなりました。

 最初の面談で長田講師から 「お姉さんと一緒に受ける気持ちで」 と言って頂きました。
その後、部屋に入り最初にお話しをした方が姉と同じ癌の方で、余命半年と宣告されたと話して下さり、
何か縁を感じました。

 練成会はとても温かい雰囲気で、同室の方とも直ぐ親しくなれました。
毎回の礼拝、笑いは心をほぐしてくれました。

 3日目に姉と同時期に練成に参加されていたMさんが体験発表をされ、
とても感動しましたが、「じゃ、なんで姉は救われなかったんですか」とグループ座談会の時、
思わず長田講師に質問してしまいました。

 5年前に主人が亡くなってから父、母、義姉、姉、姑と続けて身内が亡くなりました。
長田講師と話す内に主人が亡くなってから思い切り泣くこともなく、
感情に蓋をしていたことに気付きました。

 講師に 「悲しみもこの宇治に流し、また一歩前進して下さい」 と言ってもらいました。
講義ではいかに神想観が大切か、自分がいい加減な神想観をしてきていたかがよく分りました。

 浄心行でも泣けず、“笑いの大会”が来ました。笑い始めると急に泣けて泣けて、
涙を流しながらも大声で思いっきり笑えました。時間もあっという間に経ち、
とてもスッキリしました。そして優勝できました。

 その後の実相円満誦行の時、右側に誰もいないのにスーッと人の気配を感じ、
「今まで頑張ってきたね」と父、母、主人、姉が頭を撫でに来てくれたように感じました。
とても心が軽く、明るくなったような気がしました。

 また、環境の話の後、以前から 「もう地球はダメだぁー」 と思っていた心がまた出てきて、
落ち込みそうでした。

 グループ座談会や体験談を聞いていて、主人や息子の気持ちを思い測ることがあり、
清水講師に気持ちを聞いて頂きました。

 「いいんですよ、それも愛ですよ。喜んで下さい。愛ですよ。素晴らしいですよ」
と言って頂き、嬉しくなりました。
地球の事も「いいんですよ、愛ですよ」と教えて頂き、前を向いて喜んで行こうと思えました。

 鎖骨の痛みもほとんどなくなり、右腕を上に上げることも出来るようになり、
膝が痛くて正座が出来なかったのに、神想観の間、正座できるようになりました。

家に帰ってからも神想観をちゃんとして、自己を否定せず、「実相顕現せり、良くなるしかない」
と心に深く念じて毎日を笑顔で過ごしていこうと思います。


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