1243 劣等感から限界に達した私を救ってくれたコトバ

一般練成会

 今回、何故こうして練成会に来させて頂いたかと言うと、
仕事を通じて自信をつけるどころか、何かある毎に自分を振り返り、
反省し、責め、悔い改めるという日々が続き、どんどん自信をなくして、
もう自分で自分が分らなくなってしまったからです。

 宇治に来る直前には 「自分はクズだ」 「何にも誰にも役に立たない」 とまで思っており、
かと言って仕事を辞めるのも 「逃げ出すのか」 と言われそうで、もう前にも後ろにも進めなくなり、
オーナーにも店のスタッフにも顔を合わせるのが怖くなっていました。

 次第に頭がくらくらして立っていられなくなり、救急車で夜中に運ばれたり、体調にも変化が現れ、
もう限界だと思った時、オーナーから 「宇治へ行きなさい」 と言って頂き、何か一つでも変われるなら、
解決の糸口が見つかるならと思い、来させて頂きました。

 参加初日、心は暗いままでしたが講師や職員の方の温かいムードに癒され、
ただただホッとしたという感じでした。

 二日目、「さあこれから、目の前の問題を解決せねば!!その為に必死で講師の講話を聴き、
糸口を探そう!!」 と思い、意気込んでいました。

 十日間も休みを頂き、参加させて頂くからには、終了後完全に復活して
仕事にあたれるようにすることがオーナーへの恩返しだと思ったからです。

 そんな時、今まで何度か宇治へ来させて頂いていた私に見覚えがあると、
阿部講師が声を掛けて下さいました。

 「最近どうですか?」 と優しく問いかけて下さったので、思わず涙が出て、今の状況を話しました。
私の話を聞いて阿部講師はこうおっしゃいました。
「自信がないのは自分らしく出来ていないということ。まずは自分らしくなるために、
この練成は今の問題をすっかり心から放して受けて下さい」。

 私はしっかり問題を意識して参加しなといけないと思っていたので、すごくびっくりしました。
でも、「それなら空っぽになって参加しよう」 と気持ちを切り替えました。

 すると、私の中に大きな問題があったことに気付きました。
今まで何度か研修会や練成会に参加させて頂いていたにも関わらず、
「実相=善い心の自分、本来の力を発揮出来る自分」というように捉えていた事に気付きました。
だから今までこんなにもしんどかったのだと気付きました。

 大きな目標を掲げた時、又は問題を乗り越えようとする時に 「負けてはダメだ」とか、
「もっと頑張れば出来る!!」 とか、元々ない力を高めるために自分を奮い立たせてきたので、
結果、達成したり解決しても、自信がつくというよりは、「今回も何とか切り抜けた、運が良かった」
と思う方が大きく、そして気も休まらぬ内にまた次の大きな仕事に取り掛かっていくという
負の連鎖になってしまっていたのです。

 今回参加して、「実相」=「本当の自分」「生命」「もう既にある本来の姿」「完全円満な神の子」
ということが分り、「そうだったのか!!」と本当にびっくりしました。
と同時に今まで誤った自己反省を繰り返していたのだという事が分り、何だか少しホッとして
無駄な力が抜けたように思います。

 そして、今回のご講話の中で一番胸に響いたのは、長田講師がある方の体験談の中で言われた
智慧のコトバで、「自己を劣等視するな、神の子ではないか」というコトバでした。

 私に向けて言って下さったのではないかと思うくらい、聞いた瞬間ドーン!と胸に響きました。
そして、これまでの色々な問題の根本は自分の劣等感から来ているということがはっきり分りました。

 何度も何度も「神の子」とか「本来無限力」と聞いてはきたものの、
全く自分自身の事を信じられていなかった、大切に出来ていなかった!!と気付き、
その瞬間から涙が溢れて止まりませんでした。

 自分の中に既に神の子である生命が宿っているのに、それを認めず、
粗末にしていた事に心から申し訳ないという思いが込み上げてきました。

 そして、その時心に決めました。
「自己礼拝をするために、絶対に毎日神想観をする!!」
今まで何度参加しても変わりきれなかった、理解出来ていなかったのは、
行じていなかったからだとようやく気付き、今回決意することができました。

 もちろん決意したからといって直ぐに現象は変わるかどうかは分りません。
でも、毎日神想観をして自らの気持ちを整え、問題は神に全托しようと思えたことが
私にとって大きな収穫だと思います。

 そしてどうせならご先祖様や水子さんにももっと目を向け、
積極的に感謝を表していきたいので、毎日一項目でも聖経を誦げようと思います。

 自分を礼拝することこそ周りにいる全ての人々の生命を礼拝出来るのだということを忘れることなく、
今日から一歩ずつ前へと歩んでいきたいと思います。
本当に素晴らしい練成会を有難うございました。


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