この幸福な結婚をするための練成会は今回で二度目の参加です。
前回は二年前でしたが、お付き合いしていた方が魂の半身に違いないと信じていたので、
年齢的にも結婚したいと思っていました。
そこで、どうしたら彼との結婚話がスムースに進むのか、答えの糸口を探したくて参加し、
その後「結婚は必ずします」と言って下さったのですが、機が熟してからと、
具体的な時期を示して頂けず一年が過ぎました。
業を煮やした私は「彼が動いてくれないのなら私が動こう」と思っていました。
そんな矢先の事、彼からメールで別れ話を切り出されたのです。今年の五月の事でした。
私も彼も介護の仕事をしており、夜勤もしていたので、すれ違いの生活で、
一ヶ月ほど会えない時期がありました。
また、彼は登山が趣味だったので、お休みが出来たら直ぐに登山へ出掛けてしまうような人でした。
私は寂しさはありましたが、メールなどで毎日連絡は取り合っていたので大丈夫だろうと
信じていたのですが、別れの原因は「私と会えない間、寂しさから職場の同僚と関係を持ち、
子供ができた」とのことでした。
相手の女性は以前から彼に好意を寄せていたようですが、私と付き合っているのでと、
その時は断ったと言っていたので、彼の事を信じていました。
悔やんでも悔やみきれないほど辛いけど、
「子供には罪はないから彼女と結婚して二人で愛情を込めて育てて下さい。
お互いに新しい人生を歩もう、4年間幸せだった、ありがとう」と
涙ながらに言って
彼と別れました。
別れた後は抜け殻のようでした。消えてしまいたい。
自死は出来ないけど霊界へ旅立った母に早く迎えに来てと願うばかりでした。
周りの人は「彼とはご縁がなかっただけ。絶対あなたにふさわしい人がいるから
明るく前向きに笑顔で過ごしなさい。今まで付き合ってくれた彼への感謝が大切よ」
と言って下さいましたが、その時の私は耳に入りませんでした。
そんな悶々とした日々から抜け出したくて参加しました。
本来なら休める状態ではないのに休みを頂け、
職場の方や秋のお彼岸にも関わらず送り出して下さった父に感謝しています。
浄心行も先祖供養もご講話も、どれも感動的で涙が溢れ、何度もタオルで拭うほどでした。
そして彼や過去に捉われ過ぎていた自分に気付きました。
「私の何が悪くてこんな目にあったの?そこから何を学べばいいの?辛い、悲しい、切ない・・・」
せっかく自宅で神想観をしていても心の中は真っ暗闇のままでした。
そんな私と一緒に生活していた父はどんなにか辛かっただろうかと思いました。
もう次はないような気がして悲観的な気持ちでしたが、今は
「これで良くなる、必ず良くなる。嬉しい、楽しい、ありがたい」
そんな思いがどんどん湧き出てきました。
彼との別れを父に話した時、父は
「ご縁がなかったんだな、今だから言うけど、
彼と一緒になってもお前が苦労するんじゃないかと心配していた。
お前が好きで一緒にいるのならお父さんが口をはさむ事ではないと思ったから
今まで何も言わなかったけど。ご縁のある人ならこれから先、絶対出逢えるよ」
と言ってくれていたのを思い出しました。
父の大きな愛に感謝しつつ、父に心から良かったなと思ってもらえるような相手と出逢い、
必ず結婚します。そして次はお礼参りに来ます。
今はまだ口先だけの分かれた彼への感謝ですが、
心の底から感謝出来る日が
必ず来ることを信じています。
|