今回の参加動機は7月15日に仕事が終わって帰ろうとした時、
歩いていて、急に走り出そうとした瞬間、左足に痛みを感じて倒れてしまいました。
激痛はなかったものの、足を攣(つ)ったような痛さで、立ち上がっても力が入らず、
びっこを引かないと歩けなくて、骨折したのかと思いましたが、
十年前に骨折を経験した時は全く歩けなかったので、捻挫かくねったのかと思い、
救急車を呼ぼうかとも考えましたが、とりあえずびっこを引きながらその日は家に帰り、
次の日に整形で診察してもらいました。
すると、見るなりアキレス腱断裂と診断され、直ぐに手術しないといけないと言われました。
マジかよと思いながら直ぐに職場の上司に報告して次の日、入院して手術し、
その後、約一ヶ月入院していました。
オーダーメードの装具をつけたのですが、かかとに五枚の中敷を入れ、
足首が動かないように固定したので左足に高いヒールを履いているようで
とてもバランスが悪く、歩き辛かったです。
約4週間装具をつけての生活でしたが、思うように動かない体に
もどかしさとストレスがたまっていた気がします。
実は今回の怪我は原因があって、ただ走って切れたのではなく、
職場で若干軽蔑していた上司にイライラして腹立ち、半ば途中、
逃げるように帰ろうとした矢先の事なので、その日は職場の仲間や別の上司に、
その人の不平不満、怒りなどを怒涛のごとく電話で吐き出していました。
今考えるとよくもまああれだけ言えるなと思うくらい一方的に愚痴っていました。
それなので手術して1~2ヶ月は自分の事を棚に上げて、
今回の怪我はその上司のせいぐらいに思っていました。
でも自分は三年前に初めて宇治に来て何回か短期練成を受けていたので
頭では原因は自分にあるなと思い、これも起こるべくして起こった怪我で、
決して偶然ではないとも感じていました。実際、今回の怪我は仕事中ということで、
職場から労災の認定がおりたし、保険金も支払われたので金銭面ではプラスでした。
素直に有り難かったです。
ただ、退院して生活のバランスが乱れた事や、思うように身体が動かないストレスのせいか、
身体がだるく、気持ちも沈み気味になり、意欲もなくなってきました。
過去にも同じような症状があって、思うように体が動かず、
ボーっとして集中力もなくなってきたので、休みを延ばして休職しようかと悩んだけど、
結局辞職することに決めました。
今回の練成会は途中からの参加ですが、前日まで朝起きれず、
だるくて正直、練成は大丈夫かなと思ったのですが、
とりあえず行って生活リズムを取り戻してやり直そうと決めました。
参加して2~3日は夜なかなか眠れなくて、朝も若干ダルさはありましたが、
全く起きられないことはなかったです。食事も三食とも美味しく頂けました。
今回の練成で特に感じた事は三正行の大事さです。
特に神想観を毎回行ずること、前から講話でも練成中でもやっていますが、
実際毎日生活をして仕事をしていると、いつのまにか行じてない自分がいます。
参加当日、祈り合いの神想観が終わってすごく気持ちが楽になった気がしました。
人のために祈る、祝福する、想い念ずる事の大切さを感じました。
今まで自分の心では頑張って一所懸命、必死にやっているつもりでしたが、
「自分がこんなにやっているのに」という我が強く、余裕もなかったと思います。
今までを振り返って、相手に喜ばれるような、また自分が悦んで感謝の気持ちで
仕事をしてなかったと思います。
どこかで不平不満の気持ちを持っていました。
今回の怪我もきっとその事を気付かせるために経験させられたのだと思うと、
今は素直に有り難いです。
練成会では一期一会の出会い、お互いを祝福し、共に笑って感謝の心で行ずる事の
素晴らしさを改めて体験させて頂きました。有難うございます。
講師の方々、研修生、神の子の皆様と共に過ごせた事に感謝します。
決意として、今までは考えもしなかったのですが、今回、研修生として
無我献身の奉仕をしたいと思います。
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