1270養女に出され、辛く寂しかった私はこんなにも愛されていた

一般練成会体験

 37~8度の熱が一日中あったり、少し動いても身体がえらく、
胸がドキドキして心が沈み、何も手につかず、食欲もなく体重も落ちていくので、
思い切って宇治に来させて頂きました。

 父母の事は大好きで、私と年のはなれた兄と妹も大好きでした。
しかし、何か私は皆から愛されていない気がしていました。

 私は三歳の時、母の実家であり、母の姉夫婦の所に子供がいなかったので養女に来ました。
しかし、とても淋しくて、夕方になると涙が出そうでした。

私さえ辛抱していたら、私の実家の家族が幸福になれると思い、じっと我慢をしていました。

 祖父母や育ての父母からはとても大切にしてもらったのですが、
私は自分の殻の中でじっとして誰にも甘えることなく、遠慮の毎日を過ごしていました。

 今回の十日間の練成で、私は随分勘違いをしていたことに気付きました。
私は自分で自分を喜んでいなかった。父や母、両方の祖父母、兄や妹も
私が幸福になる事を願っていたに違いない。

 実父は私が実家に遊びに行き、養父母の元に帰った後、押入れの中で泣いていたと聞き、
今、私の胸が苦しく、地を這うような思いは、父も実母も養父母も、また兄も
同じ思いをしていたと気付きました。

 兄は交通事故に遭い22歳の若さで亡くなりました。
それまで、祖父母、養父母と私がいる家に夏休み、春休み、冬休みは必ず遊びに来てくれていました。
それは実父母の代わりに来てくれていたのでした。

 「あぁ、私は皆からとても愛されていたのに、その事に気付いていなくてごめんなさい・・・」。
浄心行の時は兄が私のそばで見守ってくれている気がしてなりませんでした。

 熱も36度6分程度に下がりました。
胸がドキドキするのもここに来てからありません。
食事も大変美味しく頂いております。
ありがとうございます。



















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