1283息子を通して観音様からいただいた使命

短期練成会

 私の息子にてんかんの持病があり、息子が練成会に来る時は妻か父親の私の
どちらかが付き添いで来ることになっていました。
これまで息子は練成会で暴れたりして随分事務局に迷惑をかけていたからです。

 付き添いで来るのだからこれまで私や妻はある程度手抜きの心境で参加していました。
何と言っても朝4時45分の起床はわずらわしかったから、付き添いを妻と私とで譲り合っていました。

 今回、息子が短期練成会に来たいと言った時、妻と私は共に内心「煩わしいなぁ」と思いました。
これが正直な気持ちでした。
そこで31日から一日の夕方まで妻。私は二日夕方に参加して三日に一緒に帰るということにしました。

 ところが、一日の朝になって突然息子が「今すぐ帰る」と言い出しました。
理由はわかりません。妻が「直ぐに来てくれ」と言います。

 日曜日で予定もなかったので三人で練成道場で昼食を食べて相談することにしました。
内心私は付き添いをしなくていいから良かった。昼食を食べて三人で帰ろうと思いました。

 食事中、私はふと思いました。
息子は私を本気で練成に参加させる為に「練成会に来たい」と言い出したのではないのか、
観音様が息子の姿を借りて私に参加を促されたのではないのか。
私が来たら息子の役目は済んだので「帰る」と言っているのではないか、
そう考えると段々そう思えてきて、私は残ることにしました。

観音様のご命令とあって講話を聴くと、これまで何度も聴いた話なのに新しい気付きが色々あります。

 「次はあの人を連れて来よう、この人を連れて来よう」と、次々と色々な思いが浮かんで来ます。
講話の中から74歳の私がこれからどう生きていくかの方向や心構えも与えられました。

 一々書くときりがありませんが、ただ今後どのような人生が待っているのか、
具体的なことは何も予定がないのですが、楽しみで楽しみでワクワクさせられる練成会となりました。

 私はこれまで何故生まれてきたのか分りませんでした。
しかしこれからの15年で何かわかりませんが、私が生まれてきた使命を発見して
それを全うさせることが出来るにちがいないと思えるようになりました。


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