1319 自分のやりたかった仕事が見つかった  

準備献労体験

 辛い事が重なり、就職試験にも落ち、自分に対して自信を無くしていた時、
能力開発練成会に参加することになりました。

生長の家については子供の時以来で、教えについては全く知りませんでした。

 4日間を終え、気付いたのは今まで自分の事しか考えていなかったということでした。
「これからは、人のために生きよう」 そう決意しました。 

 帰宅すると4月から知人の職場で働かないかと声をかけられました。
自分のやりたかった仕事だったので二つ返事で承諾しました。
就職までは期間があるので練成を受けました。

 その中で他人や親に対しての感情を清算する行をしました。
意外だったのは、さほど恨みの念は大きくなかったことです。

 一番許せていなかったのは自分自身だということに気が付くと、
とても楽になれました。
神の子の自分に対して感謝することが大切なのだと知りました。

 十日間の練成を終えた頃には二十年間後悔していた
 “後ろ向きな人生” から解放されていました。

 一ヶ月の楽しい研修生活を終え、働き始めました。
「宇治で出会った人達にまた会いたい」 そう思って夏には奉仕にも参加しました。

 「ありがとうございます」 と感謝誦行をしていると、背中をトンと叩かれたので、
後ろを振り向きましたが誰もいませんでした。

 清水講師にお話しすると、御先祖様が喜んで会いに来たのだとおっしゃっていました。
自分にはまだ未熟な面が沢山あるけれど、宇治に来れば着実に
一歩ずつ進んでいけると確信しています。

 あれからもう直ぐ一年が経ちます。
あの時悩んだことが全て良い方向へと結びついています。
悪感情がよぎったとしても、「これは気付きなのだ」と思うよう掛けることにしました。
これから人、物、事に感謝し生きていこうと思います。


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