私が参加した動機は学校に行けるようになることもありますが、
せめて近所のスーパーにすぐ行けるようになりたいというものでした。
私は弓道部に所属しているのですが、大学二回生の後期の頃から体調の回復が遅くなり、
きちんと寝たり、沢山の食事をとったりしても疲れがとれなくなってしまいました。
そんな中、試合で活躍しようと無理して練習した結果、心臓が痛くなってしまいました。
病院を何ヶ所も回りましたが、治せる所が見つからず、また気になって勉強も部活も
上手くいかなくなっていきました。
このままではまずいと感じ、取り戻そうと頑張ったのですが、体に無理をさせ過ぎて、
いつしか体が重過ぎて動けなくなってしまいました。
その年は結局テストを受けることも出来ず留年してしまいました。
その年の春からカイロプラティック専門の医者に出会うことが出来、
体のゆがみ、呼吸、その他様々な所を治して頂けました。
しかし、学校へ思うように行くことが出来ず、漢方薬を試してみましたが、
期待通りの効果は表れませんでした。
そのうち何もやる気が起きなくなり、その日の食料を近所のスーパーへ
買いに行く事さえ出来なくなってしまいました。
そんな時、祖母に「生長の家へ行けば治る」と言われ、
疑いながらも参加してみることにしました。
本当は初日から参加するつもりでしたが、何時間待っても家を出ることが出来ず、
二日目からの参加となりましたが、参加してまず驚いたのは自分と同じくらい、
もしくは下の年齢と思われる人が全体の三分の一くらいだったことです。
もっと少ないと思っていたので、少しやる気が湧いてきました。
「人間は神の子」という生長の家の思想は素晴らしく、
ご講話を聴く度に自分がいかに感謝をしていないか、
自分がいかにありがたい環境で生活してきたかを思い知らされました。
そう感じたためか自然と「ありがとうございます」とい言うようになり、
言う度にもっと感謝したいと思うようになりました。
「ありがとうございます」と相手に話しかける内に気付いたことが二つあります。
一つ目は、言うとどの人も顔が言う前より優しくなったように感じることです。
二つ目は、私は人を避けているように思われて、あまり人付き合いが上手くないのに、
相手から話し掛けてきてくれて、とても居心地が良いと思えたことです。
9日目を終えて、来る前と何が変わったか、どこかが変われたのかはよく解りません。
ですが、これからはどこかを変えるためにきた生長の家での経験を無駄にしないために
「ありがとうございます」という言葉を意識して使い、人間が神の子であると強く思えるように
しようと思います。
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