1362職場の人間関係改善は親への感謝から

一般練成会体験感想文

  今年一月の一般練成会に、母と姉に勧められ、休日を利用して
二日間だけ参加させて頂きました。

 楽しい体験をし、その後職場では心新たに仕事をしていたつもりだったのですが、
三月になったある日、突然職場の方に怒号をぶつけられ、上司に相談しても
事が進展しなかったため、思い切って仕事を辞めました。

 自由な時間が持てたことと、気持ちをリセットしたいという思いから、
今回の練成会に参加させて頂きました。

 人の見ていない処でも誰もやらない仕事をやってきたはずなのに、
なぜ必要ないとまで言われなければならなかったのだろう・・・
そのような思いで参加致しましたが、山口講師のQ&Aで直ぐに
ハッキリと答えを頂きました。

 「上司や先輩とのトラブルは、父親へ感謝が出来ていないから・・・」
八歳の時に亡くなった父は好きだったという感覚は残っていても、
常日頃父の存在に感謝をするということはほとんどありませんでした。

 日に日に受けていく講義の中で、それはどれほど両親にとって
失礼な事だったかと思いました。

 しかし、いざ感謝をしようにも記憶の中の父は朧気(おぼろけ)で、
しっかりと笑顔が思い出せません。

 榎本講師には「居て欲しいときに居てもらえない、その想いが無意識のうちに
恨みになっている事もある」と答えを頂きました。

 今いない事に囚われて、「今どうして自分がこうしていられるか」への感謝を
忘れてしまっていたと思います。

 浄心行は自分なりに真剣に取り組んだのですが、幼い頃、宇治練成会に連れられ、
聞こえてきた両親への感謝の言葉、無邪気に何の疑問も抱かずにいられた当時でしたが、
今の私には「これでちゃんと出来ているのか」との不安が胸にありました。

 阿部講師に尋ねると、「感謝していると思える心と、これでは足りないと思う心、
両方あって良い」と教えて頂きました。
「感謝に終わりはなく、人生のそれぞれの時期に出来る感謝はずっと続いていくのだ」と・・・。

 講義で教わった事を思い出しました。
「神も両親の愛も、無限で無尽蔵である」ならば確かに感謝が足りきる時はないと思えます。
「自分に悪事を行う者あれば神の子として感謝せよ」。

 私に起きた事に当てはめれば職場の方ということになります。
二度見しても同じ意味の言葉がテキストに書いてあるので落ち着いてよく考えてみると、
まず確かにこの方のお陰で練成会に参加することが出来ました。

 もう一つ、実は会社の利益最優先の経営方針に仕方ないと思いながらも
疑問を感じていましたが、踏ん切りがつかなかったこと。
その背中を思い切り押して貰ったのかと思うと、紛れもなく彼女も神の子であると思えますし、
どうにでもなってしまえとさえ思ったその職場も、良い方向へ発展して欲しいと願えるようになりました。

 具体的に早朝に活動できるリズムが作れたことや祈りが少しずつ集中して出来る時間が
延びたことも嬉しいです。
何故か感極まっていない時にも涙がポロポロと流れた時は驚きました。
対人にも自信がなかったのですが、自分から勇気を出して礼をすれば
必ず返して頂ける事が嬉しかったです。

 両親は物質の世界では別のところにおりますが、実相の世界ではいつも 私と一緒に
いて下さることを教えて下さいましたことに感謝し続けていきたいと思います。

 退職の日にずっと良くして頂いた後輩の方から手紙を頂いておりましたが、
後ろめたさから感謝の言葉を受け取る事にためらいがあり、まだしっかりと読めていません。
帰ったらしっかりと熟読して次の仕事への糧とさせて頂きたいと思います。
ありがとうございました。


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