今回、練成に参加させて頂き、二つの気付きを得ることが出来ました。
練成に参加する前から何だか心がモヤモヤしていて、特に何があったわけではなく、
そのモヤモヤの原因が何なのか解らず、心の隅に何かが引っ掛かっている状態で、
スッキリしない気持ちで参加しました。
でも、せっかく練成に来ることが出来たので、今スッキリしない心は横に置いて、
空っぽにして、ただ無心で受けようと決意し臨みました。
すると浄心行でふと 「もっと母に抱き締められたかったなぁ」 という幼い頃の想いが出てきました。
私は一人娘なので母から愛情も沢山受けて来たのですが、その反面、厳しく育てられました。
一人っ子で苦労しないようにと、私のことを想い、厳しくしていることは理解出来ていたのですが、
なかなか感謝に心から至れず、私自身も悩んでおりました。
「もっと抱き締められたかった」 という想いが浮かび上がった時、暗がりの中で
ふと左の頬に温かいものを感じ、何だろうと思っていると、母の気配を確かに感じました。
「あぁ!!母が抱き締めてくれている!!」 と心の底から感じたと同時に、
抱き締めて優しく接したかったけど、一人っ子である私を想い、
敢えて厳しくしないといけなかった母の気持ちはどれほど辛かっただろうかと気付きました。
自分の想いばかりが先立って、本当は母が最大限に私を愛して下さり、
厳しくするその奥には、かけがえの無い真の愛があったんだ!!と気付いた瞬間、
涙が止まりませんでした。
本当の母の愛に気付けず、悩み、反発していた心が、霧が晴れるように澄み渡っていきました。
今までの浄心行では少しずつ母への心からの感謝に近付きつつあったのですが、
今回ようやく核心に触れた気がします。
浄心行が終わって母にメールをすると、その返事の中に、
「初めての子育てで、父が仕事で忙しくて殆ど一人だったから、右往左往することもあって、
あなたに辛い思いをさせてゴメンね。 厳しくしてしまった時は、その後本当に辛くて
自分を責めていました。 でも、素晴らしく育ってくれて有難う。母を母として愛してくれてありがとう」
と書いてあり、また涙が止まりませんでしたが、非常に晴れやかな気持ち、感謝の気持ちで
満たされました。
もう一つの気付きは、先月一泊で浄心行に参加した後、無意識に
「浄心行の最中や、終わった直ぐ後はスッキリするけれど、また練成から帰ったら
同じように裁いたりしないかなぁ。同じことを繰り返さないだろうか」
と不安に感じている自分がおり、そう言えば今までも浄心行が終わる度に同じ様なことを思い、
その思いの通り、元の生活に戻ると同じ事を繰り返している自分がいたことに気付き、
これはいけないと直ぐに打ち消し、「自分はもう新生したから大丈夫」と言い聞かせたという
ことがありました。
それ以来、初めての浄心行なのですが、終わってからも前のように
「同じ事をまた繰り返さないだろうか」 と思っている、取り越し苦労をしている
自分がいないことに気付きました。
あれだけ強く同じ事を繰り返していたのに、一度コトバで強く打ち消したことで、
取り越し苦労や不安は消えるんだ!!と、コトバの力の強さに自分で驚きました。
以上の気付きを得られたのも、三月の練成会に来てから心が変わる切っ掛けを掴み、
日々三正行を続けられるようになり、且つ休みが取れる度に練成に参加させて頂いた
お陰であると心から感じています。
今までどんなに素晴らしい体験談を読み、聞いても私には絶対無理だ」と、
「私はこんな風に気付きを得て、自分の状況を変えることなんて不可能だ」
と決め付けていた私が、練成参加と日々の行でその堅い殻を破ることが
出来たのは私にとって本当に大きな大きな変化です。
このみ教えがこんなにも素晴らしく偉大であることを身を持って体験させて頂きましたので、
今後はよりその真理を深め、一人でも多くの方々のお役に立ちたいということを決意と致します。 |