1413大腸癌、喉頭癌再発の恐怖から救われた

長寿練成会体験談

 五年前、大腸癌を患って、その一年後、再び喉頭癌を患うことになり、
その後の五年間は再発の恐怖と声帯切除による声を失ったことへの悲壮感とで
戦々恐々とした毎日の連続でした。

 長寿練成会は今回が三回目で、前回は女房に付き添ってきてもらいましたが、
今回は一人で参加することが出来ました。一人で来れたというのは私にとって、
とても進歩したということです。 何故なら今までは声を失ったというショックや
他人(ひと)と会話が出来ないジレンマなどで、一人では外出が出来なかったのです。

 今回の参加は少しでも再発への恐怖を和(やわ)らげたく、必死の想いでやってまいりました。
毎日の生活の中で不安の心が起きては病気を呼び込んでしまうという想いで、
どのような生活を送るかが私にとって、とても重要な課題でした。

 お陰様で生長の家の信徒でありますから、色々な資料があります。
毎日聖典読誦、そして地区の練成などの参加をして、頑張ってきました。

 昼間はなんとか気を紛らわすことが出来ましたが、一番の問題は
夜中の目が覚めた時です。ものすごい恐怖感に襲われて、
寝汗をかく毎日が続きました。

 でもお陰様で、生長の家のご講話のカセットテープがありましたので、
不安になったりするとイヤホンで雅春先生、清超先生のご講話を聴いて
心を落ち着かせてまいりました。

 起床してからもまだ精神的な不安が残っている時は、神想観をする時、
「私は神の子完全円満、嬉しい楽しい有り難い、これからあらゆる面できっと良くなる、
益々良くなる、必ず良くなる」 と無理やり笑顔をつくって二十回唱えます。
するととても気持ちがとても楽になってくるのです。

 最近は 「私は」 のところを私の家族や、私の関る全ての人々をイメージして
「私達は」 と言い換えています。

 そして最後に 「手術して下さった主治医、私の関る全ての人、物、事に感謝します」
と付け加えて終わるようにしています。

 そんな毎日を送っていますが、一ヶ月くらい前、大腸の検診の時、
医師から 「もう五年経ちましたね、もう大丈夫ですね」 と云われた時の喜びは
筆舌に現すことが出来ないほどでしたが、まだ喉の方が心配でありました。

 何故なら最近喉が何だか調子が悪いのです。
そこでこの長寿練成会に参加する午前中に病院で調べて頂きましたが、
異常なしとのことで、まずはホッとしています。

 でも今回の練成参加で講師の方々の 
「病気、悩み、問題は迷いが消える自壊作用である」
という言葉に励まされ、家に帰ってからも練成の雰囲気を思い出し、
今私は貴重な経験をさせて頂いていると想い、やがてこの体験が
他人(ひと)の為になると確信してやみません。


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