私は乳癌の手術を六月十日に受け、七月二十日に結果を聞きに病院へ行きました。
手術を受ける前は 「まだ小さいので取ってしまえば大丈夫でしょう」 と言われてましたので、
そのつもりで行きましたら 「抗癌剤、放射線、ホルモン、順番に打っていきましょう。
あなたの癌はとてもやっかいです。まだ癌が取りきれていない」 と云われました。
こんな状態にも関らず、先生が 「家族と考えてきていいよ」 と云われ帰されました。
七月十八日に長田講師に指導を受けてからのことでしたので、私はあまり動揺しておりませんでした。
お陰様で手術後も痛みなく元気です。
八月の十日間練成に行きたいと思い、家族の協力もあり、参加させて頂きました。
練成に来てからは真剣に受けました。神想観の実修は何度も教えて頂き、
家で一人行っている時とは違って正式な礼拝の仕方、姿勢、意義などとても勉強になりました。
長田講師の実相円満誦行では身体が浮いたように感じ、とても良い気持ちになりました。
拝み合いでは三日目くらいから本当に相手の方を 「幸福な神の子さん」 と拝めるようになりました。
浄心行用紙は自分としては丁寧に、そして真剣に記載しました。
私は十歳で父親と死別しており、普段からいつも父親が守っていてくれるような気がしておりまして、
何を書こうか考え、父親に手紙を書くような気持ちで記載しました。
そしたら小さい頃の事が色々と思い出され、私は父が亡くなった後も母、祖父母が
とても大事に育てて下さったので、いつも 「心配をかけたらいかん、寂しそうにしたらいかん」
と思っていたような気がします。
あまり自分から父の事を話すと皆悲しくなるのではないかと思っていました。
心の中では忘れた事はありませんでしたので、浄心行の時に腹の底から 「お父さーん」 と叫びました。
すると、にっこりした父親が現れ、涙が出て胸が一杯になりました。そして下腹がパッと軽くなりました。
七日目の夜の祈り合いの神想観の時もとても気持ちが満たされ
「生かされているんだ」 という気持ちになりました。
行が終わって拝み合いの時にHさんが 「家族に手紙を書かれたらどうですか?」 と言って下さり、
私は 「ハッ」 と思い、直ぐに感謝の気持ちを家族に書きました。泣けて泣けて、涙が一杯出てきました。
病はないので、乳癌は既に消えていると思います。
とりあえず三正行をして楽しく生きていこうと思います。
ちゃんとやれば神様が何か教えて下さり必ず良いことになると思います。
提灯を吊る作業は楽しかったです。
練成仲間の皆さんからも色々と教えて頂き、とてもありがたかったです。
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