今回、この長寿練成会に参加させて頂きましたのは、亡くなった祖父が
生前ずっと 「宇治の練成に行きたい」 と言っていたのを思い出し、
亡くなった祖父母の分も一緒に真理を学びに行こうと思ったのが切っ掛けです。
講師の方々の親しみ易いご講話をはじめ、野点や野外研修など、
様々な素晴らしい行事を皆様と楽しく受講させて頂く中、
浄心行で今まで心にモヤモヤと引っ掛かっていた事が霧が晴れていくように
スーッと明るくなる気付きを頂きました。
父母の笑顔を思い浮べていると、自分の幼い頃の写真が何故か思い出され、
その時 「あぁ、これはまさに父母の愛の現れだなぁ」 と思った瞬間、
全てが一直線に繋がった気がしました。
私の誕生を父母はこんなにも喜んで下さっていて、きっと母の胎内に宿った時から
父母の愛を一身に受けて育ち、この三十二年間、現象的には色々あったとしても、
今こうして無事に過ごしているのは何より父母の愛があったからこそで、
私はその “愛” そのものなんだ!! という思いが心の底から湧いてきました。
私が愛そのものであれば、父母も祖父母もご先祖様も皆同じ愛であり、
そしてそれが神様に繋がっているということが唯々感謝で、涙が溢れてきました。
すると、今まで許し難く思っていた人や事柄に対しても、自分の事が嫌いで
欠点ばかりを掴んでそれをどうにかしようともがいていた自分に対しても、
拒む気持ちが解けて、心が柔らかくなったようで、スッと楽になりました。
今、生かされている自分が、愛そのものであるというだけで、もう充分ありがたい、
そして、今まで人から誉めて頂いても、嬉しい反面、心の中では
“自分は誉められるような人間ではない” と否定して、自分は欠陥人間だと思っていた、
そんな自分を初めてちゃんと讃嘆してあげようと思えるようになりました。
また、全てを赦そう、赦したいという気持ちになれ、浄心行を終えた後は唯々嬉しく、
感謝で満たされていました。
このような気付きがあってから、私が父母を選んで生まれてきたのは、
きっと私が父母に会うことを心待ちにしていて、父母も同じように私に出会えることを楽しみに、
そして大切に待っていてくれたんだと、そしてそれは父母と祖父母の間にも、どの親子にも
同じことなんだと思うと、親子の絆の深さ、自分がこの世に生まれてきたことが、
如何に素晴らしいことであるかがやっと解りました。本当に感動でした。
神様からご先祖様、祖父母そして父母を通して受け継いだ愛が自分そのものであることに感謝し、
これからは愛の花をたくさんたくさん咲かせて、周りに幸せが溢れるような生活を送りたいと思います。
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