1441心の中のマグマのようなものが取れ眉間のシワも消えた  

9月一般練成会体験談

 私の参加動機は会社の研修として来させて頂きました。
練成二日目の朝から今まで見た事ないほど顔がパンパンに腫れ、
目も開けにくいほどむくみ、眉間には深いシワがあり、
身体の中に重いものを感じました。
環境の変化なのかと思いましたが、次の日もずっと続きます。

 もしかして今まで 「忍耐と苦労は買ってでもする」 と信じて頑張ってきた
自分の心の我慢が形として出てきているのかも知れないと思いました。

 私には二つ年上の姉がいますが、病弱で、皆姉の心配ばかりしていました。
元気だった私は 「私さえ我慢すれば良いんだ」 と小さい時から思っていた気がします。

 二十代に入り、姉は親の希望する学校に入り、就職をし、それに比べて私は
大学も希望校に受からず仕事も一年しか続かず、「お姉ちゃんはちゃんとしているのに、
それに比べて妹は・・・」 と言われることに更に自信をなくしていきました。

 それでも美容の仕事を始め、どうせ続かないと反対されましたが、
親に認め、ほめてもらいたくて、日頃の悔しさをバネに営業成績全国一位を上げ、
会社始まって以来スピード出世を遂げることが出来ました。

 しかし、そこからは謎の甲状腺腫瘍、失明の可能性がある腫瘍、重度の肺炎、
血管破裂で二リットル以上の血が溜まり、緊急手術・・・と、頑張れば頑張るほど
辛い事もやって来るようになりました。

 その後、姉と比べられる環境から逃げ出したくて、その時出逢った彼と結婚しましたが、
うまくいかず離婚。その後付き合った彼はひどい束縛と暴力で、私は誰にも相談出来ず、
 「これらは意味のある事、この苦しみの先に必ず良かったと思える栄光が来る」 と信じて
心理学の本を読んだり、通信大学に通ったりして猛勉強をしました。

 そして 「まだまだ私は苦労してもっと成長しないといけないんだ」 と、
見た目は笑って感謝の言葉、心の中は苦しいという、相反する日々を送っていましたが、
もうその事にも限界を感じ始めていました。

 その後、新たな出発をしたいと言って彼とは別れ、そして職場のオーナーが
宇治の研修に行かせて下さることになったのです。

宇治では全く正反対の教えにびっくりしました。

 「苦労と忍耐を耐えてこそ美徳」 と自分を否定してきたのに、
「もともと円満完全、初めから素晴らしい」 と言うのです。
「喜べ喜べ、もっとほめて」 と。自分をほめるなんて、すごく戸惑いました。

 でも毎日そうして笑っているうちに、「私、このままで良いんだ」 と心が軽くなっていくのを
身体で感じました。

 浄心行ではお父さんお母さんの顔が浮かび、母子家庭で育ったお母さんを
いつも父が優しく包んでいたこと、人の悪口は絶対言わず、常に優しくて明るいお父さんがいて、
私は本当に愛され守られていたんだと感謝と、そして父への大尊敬の思いが込み上げてきました。

 ヒステリックな母が嫌いでしたが、母も不器用だったので頑張り過ぎていたんだなと気付きました。
「お母さんの思いを感じられなかった。ごめんね、お母さんは私の帰りがいくら遅くても起きて
待っていてくれ、また、毎日お弁当を作ってくれていた・・・」 優しくて愛深いお母さんの事を
思い出すと感謝の気持ちが込み上げてきました。

 「全ては良くなるに決まっている事、神の御心のままにお任せすれば良い事、
私は愛されている事、あとは喜んで感謝して笑って赦して愛で満たせば良いんだ。
お父さん、お母さんの愛を受け取って、私は私を大切にしないといけないんだ」と、
苦しめてきた自分を反省し、気付かせて下さった浄心行に涙が止まりませんでした。

 浄心行が終わってからは、不思議と顔の腫れとむくみ、眉間のシワがなくなりました。
心の中のマグマのようなものが取れたのだと思います。
雲に浮かんでいるように軽くて楽しく、「後はお任せすればいいだけ」とルンルン気分です。

 供養祭では周りに誰もいないのに私の紙袋をパンパン動かす人を感じました。
とても温かい、見守られている感じを受けました。

 苦労の先の幸せではなかったのですね。
お父さん、お母さんが安心して喜んでくれる生き方をします。
良き方と出逢います。
毎日まずは自分をほめて笑う事と、祈りを実践します!!
皆様に出会えた事、ここに来させて頂いた事に感謝。

合掌




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