1444 あの父が母とランチに?父親の変貌ぶりに仰天!

9月一般練成会体験談


 私は、今年の九月九日まで入院していました。
原因はアルコール依存からのすい炎でした。

 去年の十月、前職の経営者とパワハラ・セクハラ問題での訴訟の時期に一回目の入院。
今年、最愛の祖父を亡くして後に二回目の入院。そして今回の三回目の入院は七月に
叔父を孤独死で亡くして後の入院でした。

 私の心が全て現象に現れてしまいました。
私にとって祖父は特別な存在でした。

 幼児期から両親が共働きだった為、習い事の送り迎え、添い寝など、
時には母親役、時には父親役をして育ててくれた祖父は家族で一番大好きでした。

 両親が夜勤で留守の時が多々ありましたので、祖父の帰りが遅くなると泣きながら
自転車で兄と田んぼを探したのを思い出します。本当に祖父が大好きでした。

 叔父も祖父と同様に、父親的存在でした。
叔父には主に学校の愚痴や進路の相談を聞いてもらっていました。
とても頼りになる叔父でした。

 私は実家から車で一時間程の所にアパートを借りていて、離れていたので、
父に口を酸っぱくして叔父の事を頼んでいたのに安否確認すらしておらず、
母や私に元気だと報告していました。叔父は孤独死でした。

 この練成会では 『愛情は身近にあるということ』 『悪い時ほど感謝だということ』
『祈りの力は無限力だということ』 『実相の世界があるということ』 を学びました。

 父は家族全員と不仲でした。
元々コミュニケーションが下手で、無口で感情を面に表現するのが苦手な父です。
そんな父が兄や私の非行を期に、全責任を母に押しつけるようになり、
母や祖父、私に 『アホ』 『バカ』 母には 『お前が嫁に来て家はぐちゃぐちゃになった』
何か頼み事をすると 『うるさい』 など私の好きな母や祖父に暴言を吐くようになりました。

 父のギャンブル・暴言・家庭放棄。
同時期、父と兄の喧嘩が絶えない時期が5年続き、当時の家は
暴力と泣き声と攻め合いの戦場でした。

 兄が落ちつくと、私の激しく暴力的な長期戦の反抗期がスタートしました。
今年になって数百万の使い込み・負債も発覚しました。

 練成中、講師の方々の講話や皆さんの体験談を教わる中で
私の心の奥に封印されていた感情がものすごい勢いで湧いてきました。

 頭では父にありがとうと思って言葉に出したり祈ったりしましたが、
感謝どころか怒りや憎しみなど様々な思いが入り交じり、
本当に心の底から感謝が出来ませんでした。

 父の愛情に気づけなかった自分がいました。
しかし、講師の方々や皆さんに教わっていく中で、生まれた時から生活出来るのも、
習い事に行けたのも、両親が働いてくれたからだと思えるようになりました。

 家族を思うから、家族に愛情があるから、働きに行き給料を持って帰る。
それがまさに私や家族への愛情だったんだ。私は、愛されていたんだと思いました。

 私が当たり前だと思っていた日常は父の家族への愛情そのものでした。
私だけが寂しい思いをしていたんじゃない。父もずっと寂しい思いをしてたんだと気づきました。

 また、両親は自分の前世の姿と教わり、私も前世では父と同じ事を誰かにしていたんだ。
それを両親は教えてくれているんだと思っていたのですが、わたしの場合は前世での修業が
足りなかったせいか特別でした。

 父への感謝が出来たと同時に、今世でも私は変われていない。
私は父と同じ事を父にしていたのです。
父と私は、お互いが人の振り見て我が振り直せ。
父と私は反面教師状態だったのです。
まさに悪い時ほど、腹だたしい時、嫌いな相手こそ感謝です。

 私が寂しく苦しんでいた時、父も寂しく苦しんでいたのです。
すると自然とお父さんへの感謝の気持ちが込み上げてきました。

 その後の神想観中はずっと父に寂しい思いをさせていたんだと思い、
申し訳ない気持ちと感謝の気持ちと色々な感情が混じり、涙が止まりませんでした。

神想観が終わり、勢いで父に電話でありがとうの気持ちを伝えました。

 翌日、母から電話があり、母の顔を見るなり暴言をはいていた父が
母と暴言なしで会話が出来た。
家の事は何もしない、家庭放棄だった父が犬を病院へ連れて行ってくれた。
家の手続きを自らしてくれたと報告がありました。

 3日後、父と母は二人でランチに出かけたそうです。
この奇跡のような変貌には驚かされました。

 今までの私は、理想と現実の世界しか知りませんでしたが、
練成に参加して実相と現象の世界があるという事を初めて知りました。

 不幸が一切なく、幸せしかない世界。
さらに実相は願望ではなく、幸せな良いことだけが確実に保証されている、
幸福が完成している世界。実相円満完全の世界。
こんな素晴らしい世界を知ることができた私は幸せ者です。

 先祖供養祭では、亡くなり方が気になっていた叔父の名前を読み上げていただきました。
叔父が喜んでいると教えて頂き、安心と嬉しさでいっぱいです。
感謝、感謝です。ありがとうございます。

 両親、ご先祖様、神様、神の子の皆様に感謝し、願望、欲望を祈るのではなく、
完成した幸せ、円満完全を祈ります。

 愛情の素晴らしさ、感謝出来る幸せをお祈ります。
両親からの愛情は何よりの財産です。
宇治の練成に参加させて頂きありがとう御座いました。




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