『宝蔵』 という情報誌でこの練成会を知りました。
タイトルの他に “精神疾患を癒す” とありました。
主人が40数年間精神科の薬を飲み続けておりまして、
コツコツ地味に仕事を続けていく人なのですが、
時として幻聴による被害妄想が吹き荒れることがあります。
幻聴はないと言っても本人には聞こえるので、本人は振り回されるのです。
そういうものが消えて、余計な心労の要らない生活を送って欲しいと
長年思い続けてきました。
「チャンス到来!」 と思い、主人に一緒に宇治へ行こうと誘っても断られました。
しかし出発の前日になって、行くと返事してくれました。
久しぶりに飛行機や特急電車に乗り、天候にも恵まれて、良い気分転換になった様子でした。
日頃、薬を飲まないと眠れない主人ですが、かなり歩いたこと等で
練成道場の割り当てられた部屋に入ると、ウトウト昼寝をし、
本人も 「薬なしでも眠れたなぁ」 と少し驚いた様子でした。
次々に繰り広げられる行も拒否することもなく、 「来た以上はやらなきゃ」 と
真面目に取り組む姿が私としてはとても嬉しかったです。
『生長の家ってどんな教え?』 という本を読んで、解り易いと言っていた主人も
「あまり俺まで引っ張り込まないでおくれ」 と言っていましたが、行の全てに参加し、
夜はぐっすり眠り、本当に新生したように、私には映ります。
ありがたい想いです。
この主人の姿を目に焼き付けて帰ります。
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