二週間ほど前に宇治の練成会に妹と参加させて頂き、その後私達二人姉妹は
以前よりも温かくて穏やかな、そしてより濃い信頼関係となり、姉妹で参加できて
本当に良かったと実感しています。

　しかし、自分の事となると何かつまらない日々でやる気も起こらず、
ついには生き甲斐を感じなくなっている自分がいました。

　そのような事があって、宇治へ行ってもう一度ちゃんと自分を確認したい、 整理したい、
本来の自分を取り戻したいと思いました。

　「宇治で練成を受けてこようかな」とポロッと私が話したのを聴いていた妹が数日後、
私に封筒を渡しました。それには「幸福の往復切符」と書かれていました。

　一番近くに私のことをよく見てくれている妹からのメッセージがあり、
　「私が人生の大いなる航海に旅立つ時、いつも必ずAちゃん（私）の支援がありました。
遅いくらいですね・・・私の気持ちも乗せて、どうぞ片道とは言いません。必ず掴み取って来て下さい。
どちらに転じようとも、その航路は必ずAちゃんが遭遇しなければならなかった奇蹟。
帰る家があるから旅は楽しいものです。実りある充実した旅を。
自分に贅沢をしてきて下さいね！！Good Luck!!!」　と書かれてあり、
中身は往復の交通費の他に練成会の受講料まで入っていました。
妹が背中を押してくれました。

　このやるせなくて、もがいているものを早く取り除きたいと、講話を聴いている自分は
「あぁ今、怖い顔をしているんだろうな」　と強張っていたように思います。

　座談会で抱えている事を話して表現する機会があったのに、進んで話せなくて
余計にモヤモヤと気持ちが重くなっていました。

　また、先日練成に来たばかりなのに、愛溢れる講師の方々に挨拶が出来ないで、
どこかよそよそしい自分にモヤモヤ。

　浄心行用紙に書いている時　
「あ、私は表現したいんだ！生命が悦びたがっているんだ！強くなりたい！」
と気付いた瞬間に、表現したくてしたくてうずうずしているんだ、
自分の行現したい欲望があったんだと、記載しながら
泣けて泣けてしょうがなかったです。

　途中で帰る予定をしていた前日の夜に祈り合いの神想観で、
今後はどのようにしていこうかと思った時、
「ああ、私は生きたい、活きたい、光輝きたい」　と生命を悦ばせたいと思うと
ワーと涙が出てきました。
この希望を繰り返し思い続けていたら、「あ、もうこれで大丈夫」と思えました。

　幽斎殿で行われた早朝行事では、涙が止まらなくて、気が付けば鼻水も出ていました。
と言いますのは、私は左の耳が右より弱く聞き取り難かったのですが、この時の早朝行事中、
「あれ？左から声が入ってくる、ああ、私の左の耳も本当は聴きたがっていたんだ」と嬉しくなり、
更には今までの事が思い出されてきて、今までの出来事が有難くて、どんどん涙が溢れてきたのです。

　ところで、約十年前に連絡が取れなくなった友人が、共通の知り合いの話によると、
精神的に参って急にいなくなったとのことで、とても心配していました。
その友人に似ている人を食堂で二回見かけた後、翌日だったか、
何とその友人がこちらの道場に現れて参加されたのにビックリしました。

　あまりに思いがけずで、そして元気になっていたので、心から“良かったー”と安心した時、
しばらく抱き締めながら涙がこぼれました。
約十年ぶりのひと時を過ごすことが出来、また連絡先を交換することが出来ました。

　また、別の人では、同じ東京の参加者が私と会ったことがあるとのことで、
彼女と私は今年の三月に一目会ったことがあって、実は彼女の旦那さんは、
私と高校生の時から知っている人でした。
まさかここで会うとは思ってもいませんでした。

　またある人は、三年前に宇治で妹の友達と知り合い、 三年ぶりにまた再会した彼女は
妊婦となっていました。あまり話した事がなかったので、今回は悩みや参加動機など、
沢山の事を話す事が出来、嬉しい時間を過ごすことができました。

　またある人とも嬉しい出会いとなった方がいます。
それは、三年前に宇治の練成会に参加しようと誘ってくれた友人で、私は東京から、
彼女は熊本から参加した仲良しの友人ですが、しばらく音沙汰が無く気になっていたら、
弟さんが参加していると知り、とても嬉しくなりました。
最初は弟さんとは解りませんでした。名前を聞いて、もしかしたらと声をかけ、
話しているうちに私が熊本の家へお世話になった時にその弟さんと会ったことがあり、
話していたことを思い出しました。

　なんとも言えない不思議なお導きがあって、四人の縁ある方と出会えた事はこの上ない悦びでした。
神縁あって集まってきたんだと神事の偉大さを感じさせられました。

　また、初めてお会いした方々と魂の悦びの真理のお話しをして、
共に磨き上げられたことはとても素晴らしくてありがたい出会いです。

　食堂で阿部講師にお会いした時、阿部講師の方から声をかけて下さり、
話を聞いて下さり、￥ 背中を押して下さいました。

　その時に頂いた言葉を実践していきます。
今回学んだ　「既にある」という真理のお話しを思い、また輝いている神の子であることを思い出し、
自覚しながら生活していきます。