1489ひたすら行ずることで得た気付きと消えた腰の激痛

12月楽しく行ずる練成会感想文

 私が今回この練成会に参加させて頂いたのは、ここ数ヶ月、練成になかなか参加出来ずにいて、
行きたい行きたいという気持ちはあっても仕事が忙しく、行けないというじれったさを抱えていました。

 年の瀬も迫る中、今年一年の締めくくりとして十二月のどこかの練成に必ず参加しようと決心し、
この「楽しく行ずる練成会」に参加しました。

 ようやく練成に行けると思い、嬉しい気持ちで 「よし、今年一年の締めくくりとして十二月は、
ただただ感謝することにしよう」 と目標まで立てた矢先、仕事中に痛めた腰がなかなか
治らないという事態が発生しました。

 初めは湿布を貼れば治るだろうと軽い気持ちでいましたが、日増しに痛みはひどくなり、
遂に寝ていても座っていてもとにかく痛い・・・五分も同じ姿勢をとっていられない程の痛みになり、
湿布を貼るのみならず、腰痛ベルト装置に痛み止めの服用、更には自宅療養に通院を要する
状態にまで悪化してしまいました。

 固く決意した練成参加も遠い夢のような気がしてしまい、参加を諦めようとしましたが、
心の底から 「いやいやこんな時だからこそ練成だ!!」 との想いが湧き出て、
腰痛ベルトに痛み止め持参で練成に来ました。

 すると不思議なことに、家にいる時は神想観をしながらも腰痛を掴んでしまう自分がいて、
頭の中は 「腰が痛い」 で充満していたのに、宇治に来ると痛みとか不安があまり気にならなくなり、
二日目にはベルトも服薬もスッカリ忘れており、もう痛みは完全に無くなっていました。
自分でもびっくりでした。

 痛みがあるとやはり薬に頼ってしまうということもあったのですが、今回この体験を通して、
ただひたすら行に集中することで執着は放てるようになるんだと学びました。

 「痛みや不安を何とかしよう」 との思いが逆に気になって一向によくならない。
痛みや不安等のマイナス要素を掴んでそこにこだわって、痛みの原因 (心の誤り) 
を探っている内はダメなんだなぁ・・・と「放つ」ことの大切さ、その意義が
ストンと入った気がしました。

 今までは 「ただ過ぎ行かしめる」 とか 「流れにまかせて」 と聴くとそんな呑気なことを・・・と思い、
焦っておりましたが、今回それが誤りだとようやく気付かせて頂きました。

 腰痛を切っ掛けに自分の悪い心の癖を改めて自覚し、今までなかなか出来なかった「放つ」ことが
少し出来るようになった、この一連の流れに、ただただ自分自身で驚いていると同時に、
痛みのない健康な身体が如何に幸せか、何か身体に不都合が現れた時だけでなく、
日頃から感謝の念を忘れずにいることの重要性にも気付かされました。

 ただひたすら行じることで、このような貴重な気付きを頂きましたので、家に帰りましても
毎日の行もただひたすら打ち込む姿勢を忘れずにさせて頂きたいと思います。


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