1548光明化運動に励んでいた亡き父が暗闇から光の世界へ導いてくれた

3月一般練成会体験感想文

 私は地元の某放送局プロデューサーや、株式上場企業で管理職位を長年勤めて参りました。
出世に伴う収入の安定が家族の幸福な手段だと強い信念を持ち働き続けました。

 ところがある日突然身体が悲鳴をあげ、それでも仕事人間だった私はついに倒れてしまい、
入院と通院の日々で退職に至りました。

 シングルマザーで娘と息子を育て、大学へも進学させましたが、
やがて二人共自立して家を出て行きました。

 同じ頃、母が認知症を発症し、夜中徘徊する日々が続くようになり、
私は疲労や寂しさ等から人生の行き詰まりを感じるようになりました。

 嘆き泣く毎日の中、ふと物置に長年しまってあった古いアルバムに目がとまり、
堅くなったそのページをバリバリとめくると20年前に亡くなった父の写真が
多く綴られていました。

 そのアルバムは父が生前、生長の家で光明化運動に生き生きと取り組み、
三正行を行っている様子が伺える姿が何冊にも亘り残されていました。

 いつでも優しく愛情一杯育ててくれた父の生長の家での活動を見て
涙がボロボロと溢れ出してきました。

 「お父さーん!ありがとう!」

 出口の見つからない暗いトンネルから一瞬にして光の世界に導かれた想いを胸に
「これはお父さんが私に生長の家に行きなさいと教えてくれているのだ!」と確信しました。

 その一週間後、私はこのアルバムを抱えて教化部を訪ねました。
そしてその一週間後、教化部長からお電話を頂き、職員として奉職させて頂くことになりました。

 教化部職員としての奉職は過去の民間企業とは様々な面で相違を感じることは多々ありますが、
それでも皆様方のお陰もあって、何とか一年を過ごすことが出来ました。

 「一般練成会に参加して、どっぷりと感じておいで」と有難いお言葉で見送っていただき、
今回の練成会に参加させて頂くことになりました。

 教化部長から送り出して頂いた私は皆にご恩返しをしなければいけない使命がある、
父の導きに応えたい。そんな心情と熱意での参加となりました。

 学んだ真理は一人でも多くの人に伝道していこうと思い、ノートへもいっぱい記入しました。
しかし、大切な事は何より私自身の心。今回の参加は私の生命の灯を拡大させ、
今、ここに生かされている幸せと喜びを心から感じられるようになりました。

 まずは自分自身をちゃんと受け止め、現象ばかりを追いかけ、
気にする考え方は卒業しようと思いました。

浄心行や大講堂での私の心情は、父母に心の奥底まで感謝し、感謝し、感謝する想いで泣きました。

 講師の方々の講話も素晴らしく、廊下で会う際にも温かく声を掛けて下さること一つ一つに
感謝が出来る喜びの時間がここにありました。

 明日、郷里へ戻りますが、練成会に参加させて下さった教化部の皆様、
両親、自立した子供達、そして同じ時間を共有出来た方々に心より感謝し、
日時計主義の生活、神の子、実相円満完全の真理を伝道して参りたいと思います。


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