1549長男との苦悩は亡き母親への感謝で解決

3月一般練成会体験感想文

 二年前から腎臓病を患ってしまった長男の中学卒業式の次の日から六日間参加。
長男の病状に動揺してしまい、不安から長男に対し口うるさく言ってしまう自分を
どうにか出来ないかと思って参加しました。

 これまで自分なりに頑張ってきたつもりなのに結果が出せない事に力不足を感じ、
何もかもが苦しかったです。

 宇治での練成会では頑張らずに楽しもうと決め、初日は個室に引きこもり、
テレビモニターでご講話や行事の様子を見ておりました。

 二日目から少しずつ参加させて頂くうちに司会の方の明るい笑い声に心も和み、
段々と楽しくなってきました。

 講師の方々のご講話も時には力強く、時には明るく楽しくと、本当に楽しくなってきて、
宇治に来た時より自然と笑顔が増えた自分に大喜びです。

 練成期間中の3月18日は母の七回目の祥月命日でした。
その日は不思議なことに未明に目が覚め、その後は寝付けず、ふと考えるとその時は
母が亡くなった時間でした。
「もしかしたらお母さんが側に来ているのかも知れない」と感じ、母の生前はずっと母子不調和で、
今、母と同じ境遇になり、母の気持ちを多少は理解出来るようになったものの、
感謝するまでにはなかなかなれず、私にとってまだまだ解決出来ない問題と感じておりました。

 しかし、宇治の練成を受け、一日一日と過ぎる毎に生きている事が嬉しく、楽しくなり、
神想観中にふと「生まれてきて良かった。お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう」
との想いが浮かんできました。

 また、岡田伊都子講師のご講話の中に「食事という形で愛を出せる喜びを実感」との話があり、
日頃長男の制限食を一所懸命作っているのに、病状が悪くなったり、不満を言われる事に
大きなストレスを感じていた私は、その言葉に「私の頑張りは無駄ではないんだ。
これは素晴らしい徳積みをさせて頂いているんだ」と思う事が出来、涙が出てきました。

 今回この6日間の練成を受ける為に協力して下さった全ての方に、
そして心から小五の次男と小一の長女の世話をして下さった主人に、
帰ったら感謝の言葉を伝えたいし、私のいない間に家事を頑張っている
次男のこともたくさんたくさん讃嘆し、感謝の気持ちを伝えたいです。

これまで苦痛に感じていた料理も楽しく喜んでさせて頂き、
また必ず宇治練成会に戻ってきたいと思います。


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