1578雨の中での献労で両親への感謝に目覚めた

5月一般練成会感想文

 持病の統合失調症を治したいという理由から短期練成会に引き続き、
一般練成を受けました。

 色々な行事がある中、印象に残った事は短期練成会が終わり、
10日間練成を受けるまでの期間の参籠でした。

 それまで私は両親に感謝するなんて当たり前に出来ていると思っていました。
しかしどこかで何となく本当に心から感謝していないような気持ちになっていきました。

 そんな中、参籠中、研修生の皆さんと献労をすることが出来ました。
ひたすら長い坂道を雨の中、合羽を着て汗を流しながら
「ありがとうございます、ありがとうございます」と一心不乱に努めていると、
両親の事が頭をよぎってきました。

 一所懸命汗や、こらえきれない辛さや涙を我慢して、子供の為にひたすら
頑張って、頑張って、頑張りきる両親の姿が心に浮かんできました。
みんなで一所懸命力を合わせて掃除した坂は清々しく、とても澄んだ坂に写りました。

 終わってから研修生の方達と祈りをしている時、涙がとまりませんでした。
私が今まで心から両親に対して感じたい感覚そのものだった感謝、感謝と
口先だけで言っている感覚とは別の次元でした。

 「私が両親に持ちたい感情はこれなんだ」 と心にきざみました。
そうしている間に減薬も出来、友達も出来、毎日色んな事があったけど、
本当に充実していました。

 時には頭がパニックになってしまったり、苦しくなったりもしたけれど、
宇治に来て本当の意味で親に感謝するという心の形が見えた気がしました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


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