|  両親それぞれの再婚相手の人との関係について、二月の練成後からは毎日、「私とも家族なのだ、お父さんお母さんを愛し、支えて下さり、ありがとうございます」
 と祈っていました。しかし、やはり本当の親子感には至りませんでした。
 
 父の再婚相手の方については
 「あれ?もしかして生長の家的にはこの方も私のお母さんということになるの?」
 と気になってしまいました。
 「気付かせて頂いたのでありがたいのだろうな」と思いながらも正直なところ、
 気付かなければ心安らかにいられたのにと思いました。
 
 義理の両親をお父さん、お母さんと呼べない自分を自己処罰しましたが、
 「練成会に行くから大丈夫!今は考えないようにしよう!」と思いながら準備をしました。
 しかし練成当日、義母への感謝について、「まだそんなものじゃない」と指摘され、
 かなりショックを受けました。
 
 そのため更に自己処罰しそうになる自分がいて、
 「とにかく一心に三正行をやろう、私には祈りがある、神様、ご先祖様の
 お守りがある、今日から練成だ!」
 そう決めて、出来るだけ考えないようにして道場に向かいました。
 
 ところが浄心行用紙に向かうと、どうして良いのか解らなくなってしまいました。
 祈っても中々言葉になりません。浄心行も実の両親、義理の父、母、
 誰にどう思ったら良いのか意識が散ってしまって晴々としませんでした。
 でももう全て良きものはあるのだからモヤモヤするとかしないとかは放っておいて
 練成を楽しもうと決めました。
 
 そしてQ&Aの時間、榎本講師に「父の再婚相手の方も母ということになるのでしょうか」
 と質問しましたら、「生長の家では理念の親子が本当の親子とも言います。
 親と思いたいと思った時点で和解以上の和解ですよ」言って下さいました。
 その瞬間、心からホッとしました。
 もう「感謝しなくてはならない」という“ねばならぬ”の直前にまできていたからです。
 
 「今出来なくても私は神の子だから愛はある。
 どう現していくか、いつ現せるか、現象のアレコレは神様にお任せしよう」と思いました。
 続けて皆様の質問を聞いていると、お子さんの結婚を心配されている方がいらして、
 私は結婚を幸福なものと思っていなかったので、
 「親は結婚そのものをどうこう言っているのではなく、ただ子供が幸せになることだけを願っている」
 ということがようやく解りました。
 
 実の両親に「結婚することが幸福とは思えないから私は結婚しない」
 と中学生の頃から言い続けていた私でした。
 どれだけ両親は悲しい思いをしただろうと思いました。
 
 今の喜びをとりあえず伝えようと思い、両親に電話をかけました。
 父とは繋がりませんでしたが母とは楽しく話が出来ました。
 父とも一番良い時に話が出来ると思います。
 「絶対幸せになるから大丈夫」と伝えたいと思います。
 
 
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