1599優しかった亡き義父を想い、妻であり母親の役割に気付いた

6月楽しく行ずる練成会感想文

 今回の参加動機は、神想観が中々身に付かないので、
一日も早くしっかりと修得したいと思って来ました。
「楽しく行ずる練成会」は初めてで、主人と二人で参加させてもらいました。

 二日目の「感謝の聖経、経本連続読誦」では、精霊招魂神社から自然災害物故者慰霊塔、
最後は写経奉安礼拝殿と、読誦が終わると次々と移動し、皆さんについて行くのがやっとでした。

 練成道場に戻って来た時は、足が重く、身体がクタクタになり、そのまま横になりたい気持ちでした。
しかし、大変ながらも主人と二人で一緒に同じ時間を共有し、同じ事を体験することが出来たことを
とても嬉しく思いました。

 その後は「連続感謝誦行」で、「ありがとうございます」を60分間言い続けます。
これも初めての経験でしたが、やり終えた頃には不思議に私の心がとても穏やかになりました。 

 宇治に着いたばかりの頃の私はとても気持ちが重く、自分の生きる目的が解らず、
無気力で何もやりたくないと思っていたのに、主人と仲良く、今というこの時を大切に
一所懸命生きなければと思うことが出来、こんなに明るくなれる練成会があることを
周りの人に伝えなければもったいないと思いました。

 そして夜の浄心行では「父さん、お母さん、ありがとうございます」と大きな声で言っているうちに
主人の父のことを思い出しました。

 いつも明るく朗らかな父で、嫁いで来た私をいつも優しく気遣ってくれた父でしたが、
一緒に暮らすようになって四年目、父は私の誕生日の翌日、突然心筋梗塞を起こし、
この世を旅立ってしまいました。

 父が亡くなってからの我家は灯が消えた暗い家庭に一変してしまい、
それから16年、主人や主人の母と仲良く出来ずに今まで来てしまいました。

 浄心行の途中でふっと父がどんな思いで亡くなっていたのかと思うと、
つくづく家庭と言うものは温かい安らぎのある場所でなければと思いました。
そして、それを作るのが女性である妻、母親の役割、つまり私の果たす役割なのだと感じました。

 自分が今まで、幼い頃の家庭も、嫁いで来てからの家庭も、いつも家族が不調和で
寂しく感じてきたので、「もう同じ繰り返しをしてはいけない」「今からでも遅くない、
私が主人に心を合わせて、明るく素直になっていけば必ず家は明るくなり、
繁栄していく」そう思いました。

 そして、その温かい家庭を子供や孫に見せていけるよう、親、先祖に感謝し、
真理の御教えを学び、神想観や聖経読誦をしっかりと行なっていきたいと思います。

 主人と二人で宇治の練成会に来れるようになり、心が離ればなれだったのに、
私たち夫婦の心を繋ぎとめてくれたこの宇治の練成会に心から感謝の思いでいっぱいです。

また、主人と二人で来たいと思います。




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