1647アルコール依存症は無意識に行なっていた家族への復讐行為だった

10月一般練成会感想文

 私は今回母と一緒に参加させて頂きました。
何をやってもうまくいかず、新しい事に挑戦しようとするとトラブルが発生し、
足踏み状態で何も進まない日が続きました。

 自分の心の弱さからアルコールを飲み、現実逃避をし、アルコールが原因で
入退院を繰り返していました。

 追い討ちを掛けるように母との関係も険悪になり、毎日自分自身と周りを責めていました。
この負の連鎖を断ちたいと思い、今回の練成会に参加させて頂きました。

この八日間を通して、「全ての責任は自分自身にある」「まずは自分自身が変わるべき」
という事を学びました。

 もう一つは心の奥にある自分の黒い感情に気付けたことです。
私の両親は共働きだったので、幼少期から祖父やおじがよく面倒を見てくれていました。
兄の家庭内暴力や、夫婦(両親)の不仲などで悲しむ母の姿を見ていたので、
私だけは心配かけたくないという思いで高校受験までは頑張ってきました。

 一昨年、大好きだった祖父と叔父を事故死と孤独死で亡くしました。
私としては一番の相談相手で、何でも話せた大好きな二人を亡くし、
母に対して「何でもっと早く発見してくれなかったの」という思いが強く、
知らぬ間に母を責めていました。

 ここ数年の母の口癖は、「昔は手のかからなかった子なのに…、昔は良い子だったのに…」。
そればかりで、アルコールが原因で入退院を繰り返す今の私には言葉が重く感じられました。
「何故、現状の私と向き合ってくれないの」という不満だけが大きくなるばかりでした。

 この事を講師に相談した際、「あなたは今、両親や兄に復讐してますよ」
とご指導頂きました。

 私自身、復讐心もないので講師が言っている意味が理解出来ませんでした。
私の心には幼少期の寂しさや、暴力の恐怖、祖父や叔父の死に早く気付かなかった
両親への苛立ちが心の奥底に黒い感情としてあり、その黒い感情から
「両親や兄のせいでこんなに私は不幸になったと見せ付けている」とのことでした。

 私自身、両親や兄を困らせたいという意識はなく、自分で自分の黒い感情に衝撃を受けました。
まさに現象は心の影だと感じたと同時に、両親や兄に対して本当の感謝が出来ていない事に
気付かされました。

 幼少期の悲しみや、寂しい思いは、私が神の子を知る為に必要な道だったのだと思います。
私が舞台で輝けるよう、悪役を演じてくれていたのは、両親や兄でした。
舞台までの花道を作り、私が輝けるよう、あえて悪役を演じてくれたと気付いた時、
全ての悪は愛だと思えることが出来ました。

 悪は無かったんだ、愛だったと思う事が出来る今、両親や兄、トラブルに対して
素直に感謝出来ます。

 自分自身が変わることで、負の連鎖が正の連鎖となり、悪が愛に変わりました。
今後も神想観を継続し、実相と現象を区別し、完全円満な世界を祈ります。

 神の子カウンターを購入したので、一日八○○○回を目標に「ありがとう」を声に出します。
日常の言葉遣いにも気を付けます。そして、ご先祖様に感謝し、両親や兄、周りに感謝します。
神の子の自覚を持ち、明るい心で愛と悦びと感謝を感じつつ、周りにも愛と悦びと感謝を
与えたいと思います。

練成中、母の久しぶりの笑顔が見れたことに感謝致します。




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