会社から練成を受けてきなさいと言って頂いて、この度参加させて頂きました。
元々、我も強く負けず嫌いな性格の私は、どんな風に上司からアドバイスを頂いても、
腹の底までそれを落とし込むような受け方が出来ませんでした。
「そうは言っても私はこう思う」だとか、「成果が出ることが一番大切だろう」だとか、
目の前の成果や数字のことを一番に気にしていました。
そしてそれが正しいと信じて疑いませんでした。
ただそういった仕事のやり方だと成果が出ている時は良くても、
伸び悩むとたちまちしんどくなってしまっていました。
そのうち何の為に働いているのか解らなくなり、何を目指して今ここにいるのか
解らなくなってしまっていたのです。
広い海の上で、オールも方位磁石もない、風も吹いてないし、助けてくれそうな他の船もいない、
心境を例えて言うなら、そんなどうしようもない不安と、焦り、諦めが入り混じった気持ちで
今回参加したのです。
「駄目な私だから、宇治行きになったんだ」 なんてことを思っていたりもしました。
でも、「行かせて頂くからには、何かを得て帰らないといけないし、変わらないといけない」
とプレッシャーを感じて、自分で自分の首を絞めてしまっていたので、初めの数日は、
実はすごく辛かったです。
でも、同室の練成員の方が、そんな私に気付いて声をかけて下さり、ほめて下さり、
長田講師や清水講師にもお話を聞いて頂く中で、私は私のままで素晴らしいんだと
思えるようになりました。
「何事も心が先で、結果は後からついてくるもの」 と気付かせて頂き、
目の前のお客様の為に自分が出来ることを精一杯やらせていただこうと思うようになりました。
自分の利益のための努力ではなくて、出会わせて頂くお客様の為の努力を積み重ねて
一人でも多くの方に、来て良かったと言われるお店に、そして、出会えて良かったと
言って頂ける私自身になっていきます。
おっかなびっくりの参加でしたが、本当に来て良かったです。
大変お世話になり、ありがとうございました。 |