昨年の12月に祖母が102歳で亡くなり、最後の一週間、一緒に病室に寝泊りして見送ったのですが、
初めて人の死に直面して、凄く自分の人生について考えるようになりました。
付き合って五年になる彼と同棲していたのですが、この人と結婚したいと思う反面、ずっと踏み出せず、
迷いがあって、彼は素直に想ってくれているのに、自分はどうしてなんだろうと罪悪感もあって、
彼の地元で暮らしていたのですが、私の方の地元へ仕事も辞め、荷物を全部持って、
彼に時間を下さいと言って帰ってきました。
そこで母に相談すると、「神の方向へ行けば間違いはないから練成会へ行きなさい」と言われ、
「よし、行こう。何か変わるといいな」と思って参加しました。
参加してみてまず、講師の方々や、体験談、参加している人、どの人との会話からも
沢山ハッと気付かされる事がありました。母からも小さい頃から「あなたは神の子だからね」
と言われながら育ち、何の意味も知らず、「私って神の子だったんだぁ」となんとなく
フワッと思っていたのが、「こんなにも深い素晴らしい言葉だったのかぁ」と感動しました。
そして一番衝撃的だったお話が、長田講師が話して下さった「お父さんへの感謝」でした。
私が生まれた時、両親が離婚をして、母は父の借金を一人で返しながら私を育ててくれました。
母の頑張っている姿を見ていたので、寂しい気持ちはあっても仕方ない事なんだと、
子供ながらに思って過ごしました。
父が原因での離婚でしたが、母はいつも「お父さんに感謝だよ。許せない事でも許す心がないとね」
と笑っていました。私が二十歳を過ぎて、父がどこにいるかを知った時、母から父に会うよう
勧められました。
小さい頃に電話で話した事はあっても、父と二人で会った事もなければ「お父さん」と呼んだ事もなく、
何度も出会う事を避けてきて、四年ぐらい過ぎて、意を決して一度夜に二人で初めて会いました。
お互いあたりさわりなく、私も大人なので明るく振る舞い、心の内で思っている事は言えず、
夜ごはんを食べて帰りました。帰り道は理由も解らず号泣しました。あれから三年経ちましたが、
その後父にはまだ出会ってません。
でもいつも「年取った父が一人で暮らしているのはかわいそうだな」
「父が悪い事をして離婚したんだから仕方ないのか」
「お父さん、あんな事しなければ一緒にいられたのに」と、仕方ない事と思ってきました。
そこへ長田講師から「父親に感謝出来ていないと、男性や上司とうまくいかない」
という話を聴いてビックリしました。今までの仕事で、どうしても男性の上司にだけ思うように
気持ちが伝わらず、私の何がいけないのだろうと悩んできました。
そして「お父さんの事も憎んではいないからと自分で思ってきたけど、感謝したことってなかった」
「私はお父さんの事、心配だなぁと思っているから、お父さんの事考えていると思っていたけど、
実際は何も考えてなかったんだ」と気付き、衝撃でした。
そして、たまたま長田講師に面談をして頂き、この話をしたら、「あなたは親不孝だね」と言われ、
「お父さんとの和解が無いから彼を信じれないんだよ」と言われた事が全て繋がっていて、
これが答えなんだと思いました。そして「どうお父さんに関わればいいのかも解らなくても、
ただ感謝して、ありがとうと伝えればいいんだ」と自分で思えた事が凄く凄く嬉しいです。
練成から帰ったら、お父さんに手紙を書こうと思います。
そして、母に練成の体験をたくさん話したいです。そして、次は十日間の練成に来ると決めました。
参加して本当に良かったです。ありがとうございました。
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