今回宇治短期練成会に参加した動機はと言いますと、
自分は約1年前まで広島県の方に単身で赴任しておりました。
航空技術者として技術派遣会社に就職してすぐに、広島県にある会社に派遣された為であります。
もともと小さい頃から夢であり、中学、高校、専門学校と私立の航空機関係の学校に
親に頼み込んで通わせてもらい、卒業と同時に技術会社に就職、全て上手く行っていると思っていました。
しかし、いざ会社に行くと、他の会社は、作業ロボット等を使い最先端の作業ラインを構築し
航空機の生産を行っているのに、入社した会社は未だに位置決め治具と言った
古い製法でチマチマと手作業生産のありさま。
自分は落胆したのは、言うまでもありません。
そこで自分は、会社の生産技術主任等を巻き込み、
半自動化で航空機を生産するというプロジェクトに参画し会社の古い伝統生産法を変えようとしました。
しかし、ある重大なトラブルが起きてしまい、半自動化生産計画は凍結、自分は計画失敗により、
やる気等を無くし会社そのものを辞めました。
実家に戻っても以前の仕事の失敗もあるせいか、
再度就職する気がまったくと言って良いほどに湧かず、ダラダラと過ごす毎日。
何かを変えなくてはいけないと分かっていても何もやる気が起きないまま時間だけは過ぎてゆく。
このままでは、いけないと思ったので両親から今回の短期練成会を勧められ参加しました。
今回の練成会の数々の講話で一番心に残った事は、「自分を赦す」という部分でした。
正直、他の「人間は皆神の子である」とか「実相と現象の違い」とかはよく分からないと思いました。
しかし、「自分自身を赦す」というのは、不思議と頭の中に残っています。
会社を辞めた事も、今自分がこんな事になっているのも全て自己責任であり、
当然の報いであるとの認識が全てでした。
自分は自分のした事を償っていくというのが最近の考えでした。
しかし、講話中で「罪というものは存在せず、なので自分を責める必要はない。
もし罪を意識しているのならば、自分自身を赦す事が大事ですよ」と言われ新鮮な感覚を感じました。
その後、浄心行にて自分の罪や自分の醜い事や嫌な事を書き連ね燃やす行事を執り行った後は、
かなりスッキリした事が心に残っています。
浄心行を行ったことにより今までのモヤモヤと言ったらよいのか、
不快感がある程度消えた事により、かなり楽になりました。
これだけでも参加した意味はあると大いに思います。
家に帰り両親と相談しなるべく早く社会復帰すると決意致します。
他の事は正直理解が及びませんでしたが、毎日、神想観をすればよいという事は分かりました。
帰ってからも朝早く起きて神想観を実施して行くことを決意致します。 |