1848宇治10日間練成で先天性脳機能障害が消えた!

12月一般錬成会感想

 私は生長の家の信仰歴はありませんでしたが、失業を機に母に勧められ、
一般練成会に参加させていただきました。
平成生まれの若造ということもあり、「宗教」という自分から見て未知の物に対して少なからず抵抗はありましたが、度重なる失業の主な理由である「重度ADHD」(注意欠陥多動性障害)を抱えて、
この先、生きていく希望を見出せず自室に引きこもっている状況の中、
生長の家を深く信仰している母の強い勧めに負け、重い腰を上げて参加しました。
 信仰心が皆無という状態での参加という不安から、寒空の下で宇治別格本山へ行くためのバスを宇治駅のバスロータリーで何本も何本も見送りました。
いよいよ最終便だというところで、泣きながら無職の僕に練成会を勧める母の顔が脳裏に浮かび、
なけなしの勇気を振り絞ってバスに乗車しました。
宇治別格本山に到着すると、強烈だった当初の未知への不安は一瞬で雲散霧消しました。
まず受付の時点で「ありがとうございます」と柔らかな笑顔でお迎えをしていただき、
僕の抱える脳機能の障害が治るかは置いておいて、
ひとまず怖い思いはしなくてよさそうだと安心しました。
 その後講話等を受けるのですが、ADHDは注意欠陥の障害で、
なかなか思うようには講話に集中することが出来ませんでした。
おそらく何の効果も無いまま帰ることになるだろうな、と諦めつつ話を聞き流していました。
そんな中、「両親への感謝が生長の家の教えの基本である」という話が耳に入りました。
逆もまた然りで、両親への憎しみや恨み等の悪寒情は、
悪業となり自分へ悪果として返ってくるというのです。
そこで、もしかしたら…と思い当たる節がありました。
父は精神的な問題から転職の多い人で、比較的貧しい暮らしを余儀なくされていました。
僕はそんな仕事の続かない父を情けない人間だと軽蔑していたのです。
物は試しと思い、15日に行われた浄心行で燃やす用紙には、
父母への感謝が至らなかった懺悔をこれでもか、とビッシリ書き尽くしました。
浄心行本番でも、誰より声を張り上げて父母への感謝の心を叫びました。
浄心行の後、特に身体に変化は感じず少しガッカリもしましたが、心はとてもスッキリして、
その夜しばらくぶりに快眠できたことを覚えています。
 翌日、自分でも信じられないことがありました。
以前は「20分も一つのことに集中できたら奇跡」の様な絶望的な状態だったにも関わらず、
一時間半の講話を集中したまま聴き終えているのです。
嬉しいながらも、偶然か?昨夜の快眠によるものか?と、あまりに突然の変化に自分でも戸惑いました。
しかし、集中力の向上はその日の午後も続き、その翌日も、そのまた翌日も、
遂には練成最終日まで続きました。
医者からは、先天性の脳機能の障害で「治る」ことはないと言われていたのですが、
生長の家の教えを信じて、父母に感謝し、障害は「無い」と信じることで、
諦めきっていた人並みの集中力を身につけることができました。
生長の家的に言えば「身につけた」のではなく、「元から十分与えられていた」ですね。
これからは、生長の家のお陰で与えられた集中力を活かして、子供の頃の夢だったライターになり、
喜んで人々の役に立つために働き、神様と繋がっている僕の人生を、
この世界全体へ捧げたいと心から思っています。


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