1937ぶれない安心感は、両親への深い感謝の心から

6月一般練成会感想

 急激な環境の変化に伴い、本当にやりたいことが分からなくなってしまい、原点に立ち戻りたいと思ったため、練成会に参加しました。両親に数カ月間、結婚の相談が出来ずにいるためです。

 何度か練成会には参加させていただいていましたが、今回は初めての全期参加でした。
お蔭様で今はすっかり安心させていただいています。
練成会に参加するまでは、何か新しい事を始めるためには、何かを我慢しなければならない、と考えれば考えるほど思い込んでしまっていました。
しかし、練成会を通して、「人間神の子、無限力、やりたいことは全部手に取ってよくて、神様に全托したらいいんだ、私は神の子なんだ!」という一番大事なことを思い出させていただきました。

また、今回の練成会では、両親への感謝の想いが今までと明らかに異なっていました。
自分でも気が付いていなかった変化に驚かされました。

積徳の献労も浄心行も、今までは、両親への懺悔の気持ちばかりで、「ごめんなさい、ごめんなさい」と際限なく湧いてくる思いを吐き出して来ました。
そんな私が、最初の献労では、感謝の念ばかり湧いてきました。
仲の良い両親の元で育ててもらったから、自分もこんな家庭を築きたい、とイメージ出来ることが、どれ程有難い“当たり前”だったのかと、涙を流しながらひしひしと感じていました。

 しかし、その後に事件が起きました。浄心行で涙が出てこなかったのです。今まで滝のように流していた涙が一筋もありませんでした。しかも、2枚も3枚も書いていた浄心行用紙も1枚で足りてしまうという始末で、私はどうしてしまったんだろう、逆に全然感謝ができていないのかもしれない、と予想外の出来事にとても不安になってしまいました。

その翌日に、講師の方に面談をしていただきましたが、「両親に平等に感謝すること。
ただただ無条件に愛してくれる両親に感謝すること」と言っていただきました。
残りの練成会数日間は、とにかく親への感謝に集中することを約束して過ごすことになりました。教えてもらった通りに、早朝行事、講話、あらゆる所で両親への感謝を意識しました。

そして迎えた実相円満誦行です。「実相円満完全」と唱えるにつれて両親の笑顔が思い浮かんできました。
その時、ふっと「私が両親の信用を無くすような事をして、きっと嫌われているんだ…」と思い込んでいたけれど、色眼鏡を付けているだけであって、両親は今も昔も変わらず愛し続けてくれているんだ、私の幸せだけを願ってくれているんだ」という言葉が出てきました。感謝の念で、こんなにも泣けるのかというくらい涙が溢れてきました。
本当の感謝は懺悔から出てくるのではなく、愛から出てくることを初めて体感しました。
練成会最後の積徳の献労では、かれこれ10回くらい体験させていただいてきましたが、初めて泣かずに終わりました。
「お父さん、ありがとうございます。お母さん、ありがとうございます。」とコトバにしながら思い浮かぶ両親の笑顔と一緒に、私も穏やかな気持ちで笑顔になりながら行じることが出来ました。

今までの練成会では泣いて、笑って、感情の振幅が大きくて、その勢いが落ち着くにつれて、神の子の自覚を忘れて来て…ということを繰り返しがちでしたが、本当に求めていたのはこの安心感だと感じています。

今はとにかく、精一杯反発して、たくさん心配をかけている両親を安心させてあげたいです。
結婚の話は両親を不安にさせていると思うので、何を言われても「はい」と受け止めると決めて、誠意を持って真正面から話してみようと思います。
手塩にかけて育てた娘が、きちんと幸せのレールに乗っていることを伝えたいです。両親にきちんと祝福してもらってから、新しい生活を迎えます。
覚悟を決めさせていただき、ありがとうございました。
最後になりましたが、毎回の練成会で私が大好きな時間があります。
それは、体験談発表です。お互いがお互いの心からのコトバで語ることによって生まれる、自他一体感が本当に大好きです。
表現することの喜び、握っていたものを手放す安著感、もっと様々な感情があるかもしれません。
講話の中でもお話がありましたが、ひとつであるということはとても嬉しいです。
現象的には、名前や年齢、故郷など様々違いはありますが、“人間みんな神の子だー!”というひとつは最高の幸せかもしれない、と思いました。


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