ここ数年は大祭奉仕に合わせてなるべく練成から参加するようにしています。
今年は五月に胆石症のため、胆のうごと除去する手術を受けて、
お陰様で手術も術後も医者が驚く程良かったのですが、
体力回復の不安と、
手術により前からかかっていた胃の機能性ディスペプシアが
改善されるかと思っていたのが、
薬が減った位で相変わらず絶えず吐き気との戦いで嫌になりました。
とりあえず宇治へ行ってしまえば少しは良くなるかもと考えて
11日の夜から参加しました。しかし、来た途端に悪化し、
12日の夜は1時間毎にトイレへ行って吐くを繰り返し、
その後の行事も殆ど寝ながら講話を聴いたり出たりの繰り返しでした。
折角来たのに何しているのかと自己嫌悪で、講話も頭痛がひどく、
寝ながらではあまり頭に入らず、大祭奉仕も出来るか不安でした。
そんな頭痛のする中で聞こえてきたのは
「出たら消えるのだからただ感謝」という言葉です。
もうろうとしながら聞いていたので不確かですが、多分13日の講話だったと思います。
その後も「病気をしながら病気無し」「現象徹底否定」などの言葉が痛む頭に響いてきて、
寝ながらメモを取りました。
その時に頭で知っていただけの真理をもう一度思い出して、
「そうだ、吐いたりする度にありがとうと感謝せよ、と言われたんだった。
出たら消える、体調が悪いと口に出したり、捉われたりせずに、
そのままでいいや」と考え出したら気が楽になりました。
その後は徐々に良くなり吐き気はおさまってきて、楽しく残りの練成を過ごすことができました。
どうしても練成で良い体験や話を聞いても、
日常に戻ると徐々に忘れてしまって元通りになってしまうのですが、
今回の練成で良かったのは、
身を以って“悪いように見えても現象は現象でしかなく、
実相は神の子完全円満なのだから現象にとらわれるな”を観じたことです。
そして神想観はちゃんとやらないとだめだと思って、
寝込むと出来ずにいて、それを出来なかったと自分を責めていたのですが、
数分でも良いし、とりあえず“今日だけやる”を続けると良いというのを聞けたことです。
以前も練成で聞いたかも知れないけれど、
来る度に新しく重要に聞こえる部分が違うのが、練成は面白いなと思います。
そして先ずは毎日数分でも神様に祈り感謝するというのを、無理なく楽しくやろうと思います。
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