1991“現象は影”の真実の意味 「美しい言葉」に耳を傾ければ、唯々感謝が止ま らない

一般練成会感想

練成会に参加した動機はいろいろありましたが、
「一度宇治の練成会へ行ってみたい」という夢と、兄の酒乱などの数々の家族の問題、
また、先祖供養について教えていただきたかったためです。

 練成会初日から、奉職されている方々の体験談を聞いてずっと泣いていました。
「こんなに大変な苦しい思いをして立ち上がったのかと思うと、
涙がずっと止まりませんでした。私の悩みなんかどうでもよいと思える程、
多くの方々が苦難を乗り越えていらっしゃいました。

「人間は神の子である」「ハイ、そうです」と知っていただけで、
完全に自分の中で自覚が足りませんでした。毎日毎日、
「ハイハイ、私は神の子だ」とニコニコ笑っているだけで幸せな気持ちになりました。
朝起床してから夜眠るまで、ずっと真理の言葉を聞くことができて、
「私が聞きたかったのは、この美しい真理の言葉でした。神様ありがとうございます。」
と連日連夜、唯々感謝の心で満ち溢れました。

練成会3日目にスーパー台風19号で兄の借り家が水没し、
連絡もつかず、地元の地方講師に「すぐ神癒祈願」と言われ、
朝早くに坂をかけ上って幽斎殿に行き、御祈願をお願いしました。
献労中にも関わらず対応してくださり、「すぐ祈ります」と仰ってくださいました。
「あーこれで大丈夫、兄は生きている」と思いました。

その日は誰にも連絡が取れず、地域が停電のため、
生存確認出来ませんでした。しかし私は何の恐怖感もありませんでした。
恐怖感どころか、他の練成員の方々と笑っていました。

2日後、知らない番号の着信があり、折り返しましたら兄でした。
「生きてる、今市民センターに自衛隊の救命ボートで来た。家は水没」と聞き、
「やっぱり大丈夫だった、神様ありがとうございます。」とじっと合掌いたしました。
兄の家へ預けていた荷物はほぼ全滅でしたが、何故か悲しくなく、
「これで全部洗い流されたんだ、神様ありがとうございます。」としか思えませんでした。

宇治へ来ると、全てが感謝に変わるような気がします。「現象世界へ戻ったら…」
と一抹の不安がよぎると、そのすぐ後の講話では千羽講師が
「業は現れれば消えるんです。現れて終っている事をグチグチ考えるより、
光の未来を考えている方が良い」と、ビシッと欲しかった答えが返ってくるのでした。

毎日朝の神想観、『甘露の法雨』読誦から一つ一つのお言葉に感謝して泣いています。
「皆さん!人間は神の子なんです」という真理が、
日ごと日ごとに心の中に深くしみ込んでいっている練成です。

今私は、この練成会後、どんな吉報を皆様に発表出来るのだろうか、
とわくわくしています。職員の皆様に心より感謝申し上げます。


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