1992妻は鬼となり仏となって私を救ってくれた観世音菩薩 うつ病と酒乱が癒された

一般練成会感想

今回、練成に参加した理由は、私が今月70才の古希を迎えるとともに、
来月は48年間勤めた仕事にピリオドを打つことになったからです。
更に来月は私達夫婦の結婚40周年にあたり人生の大きな節目となっております。

そこで妻から「この人生の節目の時期に当たってこれまで守り、
支えてくれた御先祖様、両親、周囲の方々への報恩感謝と、
自身の浄心の爲、宇治の練成へ行ったら。」という話しがありました。
私は二つ返事で「了解です。」と応じました。

過去もそうですが、妻は私が宇治の練成に行くことをものすごく喜びます。
妻の喜びや幸せが私にとっても一番の喜びと幸せと思っていますので、
否も応もありません。

私は元来、疑り深く、理屈で納得しないと動かない傾向が強いのですが、
今回参加するに当たって「何でも素直に受けよう。」と決めて来ました。

私は16年前に初めて宇治別格本山の練成に参加し、5~6年の間に複数回参加しました。
初参加の動機は、私の酒乱を治す爲に宇治に行く様に。」と言った妻の一言でした。
練成が終わっても酒乱は相変わらず続いており、
更に仕事や職場の人間関係からうつ病を発症してしまい、家の中は大不調和でした。

うつ病は結局入院治療することになりました。
入院の間に練成で学んだ神想観の実修と『生命の実相』全巻読破したことと、
妻の愛念により3カ月で退院することができました。

その後、しばらくは薬を服用しながら、神想観と聖経読誦を日々行っていたら、
約1年で会社へ復職でき、薄皮をはぐ様に徐々に回復していき完治しました。
ところが、うつ病の間は、アルコールは飲んでいなかったのですが、
治ったとたんに又、飲み始めて、前に増して酒乱の頻度が多くなりました。
さすがに何回も繰り返すうちに、妻は家族をとるのか、
酒をとるのかという最終選択をせまり、私を崖っぷちに追い詰めました。

その時は、ふと練成道場に掛けてあった
「自分が変われば世界が変わる」という文字が頭に浮かびました。
私は「そうだ、自分が変われば、今の地獄の様な状況から変わるんだ。」と思って、
その日から、きっぱりとお酒を断ち、今年で10年になります。
その間、一滴も飲んでいません。娘の結婚式でも飲みませんでした。
その結果、冬の荒野の様だった家庭は、春爛漫の花畑にみるみる変わってきました。

妻は私にとって鬼となり仏となって私を救ってくれた観世音菩薩でした。


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