|   昨年に続き新年祭奉仕で雑煮接待係をさせていただきました。昨年もそうでしたが、とても忙しく、体はとても疲れているのですが、
 何故かとても楽しく、終始笑顔で奉仕しているのが自分自身不思議でなりませんでした。
 
 今回、何故自分はこんなに楽しく感じるのか考えながら奉仕をしていると、
 ふと、これまでの自分の生き方というか、
 他人との関わりについて映像と共に言葉が聞こえてきました。
 
 「お前は実に多くの人々に支えられているんだぞ」という言葉と共に、
 家族や友人、今までに関わりがあった人々の姿が、
 目の前でお雑煮を召し上がっている多くの参拝者に重なって見えました。
 
 思い返してみると、自分は幼少の頃より良い意味に捉えれば集団の中心であり、
 主役でした。自分が前で話し、自分の考えが正しい、
 皆はそれに従うのが一番効率が良いし、正しい方向であると、
 知らず知らずの内に思い上がった考えに陥っていたことに気付きました。
 
 何千ものお雑煮を1杯1杯、心を込めて提供させていただく内に、
 私自身を生かすためにどれだけ多くの人が助けてくれたんだろう、
 どれだけ多くの人が辛さに耐えていたんだろうと思うことが出来、
 無性にありがたく、無性に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 
 練成後は家族、友人、仕事仲間に対し感謝する生活を送ることは勿論、
 これまで支えてくれた人、
 助けてくれた人達の幸福を祈りつつ自分の使命を果たすべく生活していくことを決意しました。
 
 新年より素晴らしい気付きの機会を与えていただき、
 親切に優しく接していただいた食堂の皆様に心より御礼申し上げます。
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